ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 殺意のバックラッシュ

ハヤカワ・ミステリ文庫
殺意のバックラッシュ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150777081
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

被害者はすべて頭を撃たれ、そして全員警官だった―他にまったく共通点のない連続殺人は、警察内部を震撼させた。ストライカー警部補は同一犯人の仕業と睨んで動機を探るが、被害者同士の繋がりは浮かばない。はたして警官ばかりを狙う犯人の目的は?刑事たちの必死の捜査もむなしく、やがて新たな殺人が!英国推理作家協会賞受賞の『モンキー・パズル』に続き、ストライカー警部補が獅子奮迅の活躍をみせる注目作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みみずく

22
ストライカー警部補シリーズ第2作。警察官を狙った連続殺人事件が起こり、なすすべがないストライカーチーム。別の事件の捜査で訪れたFBI特別捜査官のデイナ(美人)が合流。軟派のニールソンはやけに張り切るが、デイナはストライカーが気になる様子。折悪しく彼の恋人ケイトは出張中で…事件とは別の緊張感が。事件の方は、途中飛躍したような展開があったけれど、犯人が捕まってみれば納得。このチームの皆がキャラクターがしっかりしていてとても楽しくて、最初はいけすかなかったニールソンが好きになった。2015/07/21

shiaruvy

3
【1996.12.15 初版】 コメントあとから2015/05/04

Kitinotomodati

2
チーム内での軽妙なやり取りが楽しい警察小説。今回色々ショッキングな展開がある。ゴズリングの単発物はどうも合わないが、このシリーズとの相性は良い。続編をすぐに読むか悩むけど、例によって少し間をおく。なかなか積読が減らない。2019/11/14

ヨコケイ

1
ストライカー警部補の2。連続警官射殺事案にストライカー率いる専従班が挑む。チームの面々に個性があって愉しいが、若干のホモソ感もある。FBI女性捜査官が加わり、こちらはサブプロット(ロマンス物のテンプレ〈恋人達が離れ離れになった先で誘惑され愛情が試される〉)にも絡む。同趣向ゆえ恋人の視点が入る。後半は被害が拡大し緊迫。ちゃんとツイストもある。解説で本作をmissing link物としているが〈被害者が警官ばかり〉という時点で〈繋がり〉は顕在的ではなかろうか。まあ所詮〈分類〉なぞ便宜上のものにすぎないのだが。2024/07/29

ヨッシー

1
ストライカー警部シリーズの前作『モンキー・パズル』が完璧な本格ものであったのに対し、今作は警察小説風を意識しているように感じました。作者がやってみたかったのかな。エド・マクベイン『警官嫌い』との共通点がいくつか感じられる一方で、いかにもゴズリングらしいロマンスタッチも健在です。あくまで警察小説であり、読者としては犯人あてたりなんか到底無理でたんに流されていくというだけですが、なかなか悪くなかったと思います。作者はだんだん筆が上手くなってますね。それにしても、どうしてこの中年のおっさんはもてるのかしらん。2010/09/27

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