内容説明
アメリカ大統領選挙は大詰めを迎えていた。初の女性大統領を目指す民主党候補に対し、共和党の現職大統領は圧倒的に優勢。だが彼はテレビ討論で大失策を犯した。みるみる接近する支持率。落選の危機だ。情勢を打開すべく、極秘の計画が発動される。だが、その計画を偶然知ってしまった者がいた!国家権力をバックにした男たちが、壮烈なマンハントを開始する。その標的は、大学に勤める一人の平凡な図書館員だった…。
著者等紹介
バインハート,ラリー[バインハート,ラリー][Beinhart,Larry]
1947年生まれ。1986年のデビュー作『ただでは乗れない』(ハヤカワ・ミステリ文庫)でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞し脚光を浴びた。2004年の『図書館員』はアメリカ探偵作家クラブ賞の候補(最優秀ペイパーバック賞)になり、続く2005年にはFog Facts:Searching for Truth in the Land of Spinを発表した。小説だけでなく、脚本、ジャーナリズム、コマーシャル製作などで幅広く活躍している。ニューヨーク州ウッドストック在住
真崎義博[マサキヨシヒロ]
1947年生、明治大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいちゃっぷ
10
公立図書館に勤務する主人公は、ひょんなことから大富豪の所有する図書館で働くことに。 折しも大統領選が真っ盛りで、共和党の現職がTV討論の終わりでミスを犯し、民主党の女性候補との形勢は混沌に。 現職側には不利な状況になっても、それをひっくり返すことができるある秘密の計画があるらしいが、首謀者はそれを主人公に聞かれたと思ってしまう。 危うし、主人公。 もう少しある女性との距離を置いてくれないと、読んでてイライラしてしまうぜ。 280ページ 2015/10/08
海老エミ
1
図書館感が思ったより薄かった2018/02/03
のの
1
なにも知らないのに巻き込まれた図書館員の話。あんまりピンと来なかったけど、まぁ完結まで読まないとなぁ。 ニオベにそんなに手を出さなくても…2010/10/18
やまゆ
0
主人公が図書館員である必要性もイマイチ感じられない。いつ面白くなるの? 疑いつつ下巻へ…。2013/04/21