内容説明
ボビーとは週の初めに出会い、週の半ばには彼は死んでいた。「誰かがぼくを殺そうとしている」という彼の言葉どおりになり、誰も犯行をくいとめることができなかった。ボビーは富豪の息子で、ひどい交通事故のあと、わたしと同じヘルスクラブに通っていた。事故を殺人未遂と主張しても、警察にはとりあってもらえず、それでわたしが調査を始めた矢先だったのだが、再び事故に遭うことになろうとは…。好きだったボビーのため、わたしは必死で事件の謎を追った。南カリフォルニアに吹く新しい風、女探偵キンジー・ミルホーン・シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
58
キンジーシリーズ第3弾。交通事故で記憶を部分的に無くした青年から、自分は殺されかかったと思うが、その理由を捜し出して欲しいと依頼される。何時も通り地道な聞き込み調査で、まず物語としては登場人物の紹介がなされる。しかし依頼主の青年は、自動車事故で亡くなってしまう。キンジーは契約金の事もあり調査を続けるのだが、後にブレーキを細工された為の殺人だと解る。警察のトロさに驚くしかない。本シリーズは兎に角読んでいて、いつの間にか声を出している。危険じゃないの、騙されているだろう。それだけ物語に、入り込んでいるらしい。2017/10/05
bapaksejahtera
18
シリーズの3作目。軽快で癖のない書きぶりで読み易い。山道で執拗に追跡され果ては車ごと転落して重症を負い、記憶に障害を負った青年からの依頼。警察は事故と判断したが自分は狙われたとの認識する故、真相を調べてほしいという。青年は幾つかの事実を思い出すが程なく事故の体で死んでしまう。結末で警察がかくも間抜けな判断をした理由の一半はわかるが確かにトロい。これと並行して主人公の大家の老人が女詐欺師に騙される事件が重なる。探偵は女の社交力をフル活用して情報を仕入れ、時にお色気も使い事件解決に迫る。多少の粗はあるが許せる2023/06/12
うめ
2
ABに続いてシリーズの三冊目のC。毎回死にそうになるキンジーだが、今回も絶体絶命のピンチになる。銃で打たれた怪我のリハビリ中なのになんとまぁ。事故を装って自分を狙った犯人を探してほしいと言う依頼人がまた事故で死亡する。誰がなんのために殺したのか、犯人を追い詰めるところは安心して読める。このシリーズは長いようなので、ゆっくり楽しみながら読んでいこう。2020/07/01
じょじょ
1
うーん。今回は微妙かなぁ。キンジーは相変わらず好感が持てるし 最後はなかなかわくわくしながら読めたけど 途中少しダラダラと寄り道してるだけのような。まぁ次のに期待。2018/04/29
陽香
1
s6210312016/04/16
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- 和書
- 飛び出せ!街かど天気予報