ハヤカワ・ミステリ文庫<br> チコの探偵物語

ハヤカワ・ミステリ文庫
チコの探偵物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150757069
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

あなたに愛想がつきたの。無気力、無味乾燥。もうたくさん―愛しのチコのまさかの別れ話に、さすがのぐーたらトレースも愕然となった。このままでは、わが人生の唯一の成果を失うことになる。だが、どうしたらいい?助け舟はニューヨークの父親からやってきた。私立探偵のライセンスをとり、探偵事務所で働けというのだ。話をもちかければ、チコも大乗り気、拳銃とトレンチコートに憧れ、あっけなく承諾した。こうして探偵稼業が始まったのだが…毒殺事件をめぐり、丁々発止、プロの刑事とわたり合うにわか探偵たちを新趣向で描く新作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J・P・フリーマン

11
父親が経営する探偵社で働くことにしたトレース。今回はトレース視点だけでなく、エドとタフの2人組の刑事の視点も加わってストーリーが進行しています。軽快なノリが楽しい作品です。2020/08/30

churu

2
トレースシリーズは二十歳頃の自分のバイブルだった。読んでる最中はトレースのキャラと軽口が完全に憑依して無敵状態になり、誰かが難癖でもつけて来ようものなら、秒殺でボコボコに言い負かして、相手は啞然呆然。だから全巻読み終わってしまうのが嫌で二十年も寝かせて手に取ったこの本。感想は…こんなものが好きだったのか自分は(笑) エド&タフのキャラや暴走気味のチコ、キャラの立ちすぎな脇役たちにお株を奪われてやたら陰が薄いせいか、トレースが自分に憑依してくれない物足りなさともどかしさ。あるいはこれも歳のせいなんだろうか?

負け猫

1
題名『チコの探偵物語』から『エドのとんでも物語』とかのが合いそうなくらい、市警刑事エドがいいキャラしてて読んでいて楽しかった。その分、今回トレースは影薄め。2012/11/22

キーツ(Nob Arakawa)

1
かなり昔に読んだ推理モノなんだけど訳が秀逸で面白い。 ウォーレン・マーフィ作品は絶版ぽいので一度探してみることにしよう。

ぺぱごじら

1
あまりの自堕落さに、ついにチコに見限られそうになったトレースの奮闘ぶりが楽しい。エドとタフという新コンビも登場。エドのキレっぷりがたまらない。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/426937
  • ご注意事項

最近チェックした商品