内容説明
かつての名声を捨てきれず、酒に溺れる女性オペラ歌手。厳格な祖父と優秀な姉にコンプレックスを感じ、家を飛びだした少女。医療現場の矛盾に苦悩する青年医師。そして、塀の割れ目から聖母マリアが血の涙を流していると主張するホームレスの女性―まったく境遇の違う四人の男女が出会う時シカゴの街を優しい魔法が包みこむ…女探偵Ｖ・Ｉ・ウォーショースキー・シリーズの人気作家が新境地を拓いた、愛と感動の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
10
2年かかってやっと読みました。残念ながら、ヴィクに比べるとタフさも、清清しさも感じられない。ただただ、この話を完結させたことのみ感心する。それだけ、ぼくには響かない物語。最後の最後まで、しっくりこないストーリーに読み終えた自分を褒めてあげたい。取りあえず、読んだぜ！2014/02/24
魔魔男爵
5
VIものでない単発作品。同じシカゴが舞台なのに、シリーズに含められないのは、宗教の奇跡が起こったように解釈出来る事件が発生するから。 大舞台での仕事を失いアル中になって場末のジャズバーで歌うのも失敗し、ホームレスになるソプラノ歌手と、彼女の周りに集まってくるホームレスの女達のドラマ。女ホームレスという社会の最下層の人物を主人公にした物語。敵はもちろん、金と権力を持っている男達(上流階級を信徒に持つ牧師、大病院の院長、一流ホテルマン、警官)である。 VIが男をぶち殺してくれない世界といえども、奇跡に頼るのは2017/09/18
Mana
2
あまりオススメしないというコメントを読んだ上で読んでみたけど、まあ確かになという感じ。読んでる間それなりに面白いけど、読後感とか微妙。2018/11/04
Mazza
1
途中、面白かった。2018/04/29
Fukushima Miho
1
久々にパレツキーを読んだけど、いやぁ～、長かった！ｗ V.I.ウォショースキーが出ていないのを読んでいるのに 彼女の面影をルイーザに重ねてしまった。2013/03/15
