ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 聖女が死んだ

ハヤカワ・ミステリ文庫
聖女が死んだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150743536
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

46
学校で燃やされたシスター姿の人形が身につけていた眼鏡。それは、近くの修道院で撲殺されたシスター・アン(近視)の眼鏡だった。人形を燃やした男子生徒達はわかったものの、そのうちの1人が絞殺される・・・。署長以外探偵役のスローン警部含めキャラ薄めでおとなしめだが、読みやすくまとまった佳作。何より言葉のセンスが良いと思う。特に警部と奥さんの会話、修道女の衣装は何で作られてるか、とか被害者の残した「それはミルクをほどよく温めるだけのことにすぎない」が。2021/10/27

本木英朗

16
英国の女流作家、キャサリン・エアードの第1作目がこの作品である。俺は2001年にこれを買って読んでからは、今回が2回目だ。一応最後まで読み通すことはできたけど、やっぱり途中で少し読み残しがあったのも事実である。まあ7割くらいは読めたかな。しかしいずれまた読まないと、だなあ。日本では『そして死の鐘が鳴る』と『死体は沈黙しない』が先に出ていたが、実際はもっと後の方だったことがわかる。というわけで本書をもう一度読むか、2作目や3作目に進むべきかで迷っている。うーん。2019/06/06

ぎすけ

3
一人の修道女が死んだ。他殺なのか、事故なのか。閉ざされた空間で何が起きたのかをスローン警部が解き明かしていく。地味だけど正統派のミステリーだな、と思う。でも、スローン以外の人たちに対する掘り下げ方が浅いのか、あまり魅力的なキャラクターがいなかったのは残念。2015/09/03

ヨッシー

2
初キャサリン・エアード。彼女の処女作ですね。修道女たちがあまりに没個性的なため、キャラクターが全体的に薄いという印象を受けましたが、まぁこれはわざとやってることでしょうがないでしょう。ミステリ部分に関しては文句のつけようがなく上手くまといまっており、地味ながらきっちりした好印象です。難点は、あまりいいたくないのですが訳者さんでしょうか……。直訳過ぎるよなぁというところがいくらなんでも多すぎた気が。普通によく出来た作品なだけに、この点で損をしているのが残念ですねぇ。2010/07/16

mercury

1
ずっと気になっていた本。英国ミステリーらしい作品。一つ納得できないところがあるが、面白かった。他の作品はあまり翻訳されていないよう。2013/04/19

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