感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uburoi
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舞台はフランスの有名な観光地ニース。カンヌも近く、映画祭の時期でもあり祝祭感が半端ない。ラストは残酷なカーニバルが待ち受けている。そして犠牲者の数も盛りだくさん。あれよあれよと殺されていく。殺され方も残酷にして優雅なものばかり。警部の娘ローランの親友が殺された時には危険感が絶頂を迎える。悪い予感が当たってローランが行方不明になるのだ。しかし後悔したのはあとがきから読まなかったこと。ベルモンドの『警部』の原作だったとは! 正月のベルモンド特集で唯一見逃した作品ではないか。2021/02/27
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