ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 法の悲劇

ハヤカワ・ミステリ文庫
法の悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 468p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150731519
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

34
交通事故によってピアニストの一生を駄目にしてしまったことで多額の賠償金を支払わなければならなかった判事。ところが恐喝、公私混同も交じった慇懃無礼な判事としての仕事ぶりも交じって恨みを買うこともあった彼が殺されたことにより、事態は一変する。400ページまではだらだらと続きますが、その後は「藪の中」的証言が錯綜します。最後の真実に「そんな馬鹿なっ!」と叫んでしまいました。2013/09/18

timeturner

1
読み応えがあった。推理小説というより(この謎ときを予想できる日本人はまずいない)人間ドラマ。英国の巡回裁判の様子が詳細に描かれているのが興味深かった。シリル・ヘアーを読むならまずこの本からがお勧め。2013/10/10

Aiko

1
400ページまで読み進めるまでにとにかく時間がかかる。判事日常や裁判の様子、キャラクターなどの書きこみはすごいがいかんせん長すぎる気もする。終盤、殺人が起きてからはサクサク進む。個人的に、この著者ならではの舞台とトリックというのがバッチリ決まっており、前に読んだ「英国風の殺人」よりも評価は上。この作品ならではのミスディレクションと犯人の動機が非常によくできている。2012/08/19

nbnra

1
入手困難な状態が長く続いている作品。思わぬところから交通事故を起こしてしまった「切れ者」判事を中心に物語は進んでいくが、やや中盤が長く感じられる。しかしこの中にも伏線が引いてあるので油断してはならない。400ページを過ぎたところで殺人事件が起こるが、この解決はなかなか鮮やかだと思う。殺人事件の起こった日にちが重要な手掛かりになっているので注意して読み進められたい。イギリスミステリの醍醐味を味わえる佳品。2010/08/19

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