ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ラバー・バンド

ハヤカワ・ミステリ文庫
ラバー・バンド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150719067
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

86
【探偵ネロ・ウルフ】シリーズ第3弾〔再読〕。依頼人クララの亡き父親は40年前、とある鉱山の町で人を殺した英国人の逃亡を仲間と手助けした。その男が英国に戻り、相続する遺産の半分を謝礼に払うという約束であったが、約束は守られていない。その男が今現在米国に滞在いるので、約束のお金をウルフに取って欲しいという内容だ。しかしウルフが動き出すと、クララが集めた亡き父の仲間が、射殺されてしまう。推理しやすいが、意外な犯人のどんでん返しは中々巧みだと思う。会話など楽しめる要素が多いが、謎解きの構成そのものに満足な一冊だ。2020/04/02

Yuji

10
ネロウルフシリーズ第三弾。あれ2を飛ばしたのか。まあ良しとして。相変わらず面白い。これだけハズレがないと、また、全部読みたくなるので、大変危険ですが、翻訳があるのが10ぐらい?限られているので、そのうちに脱出出来る筈。キャラクター小説との意見が多いようです。良いじゃないですか、人物が生き生き活躍し、リアリティも保ちつつ、謎解きまで付いてくるのですから!2021/03/12

不自他

8
4番目に読んだネロ作品。数時間置きに局面がコロコロ変わる目まぐるしい展開。作中で3日しか経っていないのが信じがたい程。今の電子機器があれば負担は大分減るだろうなと、パソコン・スマホを鮮やかに駆使するネロ・アーチー達を頭の片隅で想像した。今まで読んだ中では1番ミステリしていたが、やはりパズル読解が好きな方にはあまりオススメ出来ない。名探偵ネロの真価は、本当に意味のある事件証言を手に入れたり、見えにくい人間関係を整理する部分にあるのだと感じた。3作目/長編33冊(Wikipedia参照)。2018/02/02

Ribes triste

8
美食と蘭とビールを愛する安楽椅子探偵ネロ・ウルフシリーズ。アーチーが美女に引っかかるのは、いつもの事と油断していたら、なんとウルフまで⁉︎しかも、当の美女は自信過剰で考え無しに行動するもんだから、さあ大変。いつもならワガママ全開のウルフも、流石にそんな余裕無しなのが、なんだか楽しい。2017/06/17

ぼくねこ

3
シリーズ3作目にして、ようやく自分の好みに合う作品と出会えた。ウルフとグッドウィンの掛け合いは面白く、脇役たちも個性豊か。前作に比べ登場人物が早めに出揃うのも読みやすい要因になっているし、なによりプロットが巧すぎる。難易度は高くないかもしれないが、推理のプロセスにはただただ唸らされる。2018/05/03

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