感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
13
ウェストレイクのノンシリーズ。悪党パーカーやドートマンダー等成立以前、謂わば先カンブリア紀の作だ。主人公は小さな町の探偵で、それ故に清濁併せ呑む如く生きてきた男。多くの秘匿すべき情報を抱えている。ある時、より広域的な政治存在である「政治の浄化」を掲げる団体の介入を切掛に、地域を分ける議員や司法行政に係るボス達により、それなりに均衡を保ってきた勢力図に揺らぎが生じる。彼はそのあおりを受け、狙われ度々殺され掛る。超人ならざる主人公は結果として町を表題の如き混乱に陥らせ無惨な結果に。著者27歳。記念碑的作品か。2022/12/07
にゃー
1
全然血なまぐさくなくて乾いてる、政治の話メインなハードボイルド。当時これはこれで評価されてたんだよね⋯?2025/05/01