感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
19
英国の本格ミステリ作家のひとりである、ニコラス・ブレイクの長編のひとつである。俺は2002年・2014年に一回ずつ読んでいて、今回で3回目である。九月の晴れわたったある日、ギリシャ周辺の観光船メネラオス号は、様々の船客を乗せて、アテネから出航した。休暇を利用して、風光明媚なエーゲ海の島々を訪ねようというナイジェル・ストレンジウェイズと、恋人で女流彫刻家、クレア・マッケンジャーも含めて――という話から始まる。全く覚えていなかったのもあるけれど、それはどうでもいいのさ!(→)2023/05/18
本木英朗
19
九月の晴れ渡ったある日、ギリシャ周遊の観光船メネラオス号は多くの観光客を乗せてアテネを出航します。美しく裕福な未亡人、その妹でノイローゼ気味の元教師、高名なギリシャ古典学者、お洒落で好奇心旺盛な遊び人の青年、実業家の双子の兄妹、精神分析家を両親に持つ少女、そしてバカンスを楽しみに来たナイジェル・ストレンジウェイズとその恋人クレア。うららかな太陽の光と美しい景色を楽しみながら優雅な船旅は続いていく、はずだったのですが。(→)
ホームズ
17
ナイジェルがクレアとギリシャでの船旅中の事件。登場人物たちはよくこれだけ色んな関係者が集まったな〜って思ってしまうくらい色々繋がっていてはじめから不穏な雰囲気(笑)ちょっと事件が起きるまでに時間がかかりすぎた気もするけど結構楽しめた(笑)犯人の使ったトリックはあまり好きなもので無いのが残念。色々使われるけど上手くいく気がしないだよな〜(笑)2013/06/23
wm_09
3
結構予想通りのところに軟着陸するのかなあと思ったが、ちょっと裏切られて楽しかった。読みやすいキャラクターばかりだったので楽だった。(清)2010/02/26