ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 八千万の眼

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ハヤカワ・ミステリ文庫
八千万の眼

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150707743
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

34
1995年2月20日読了。87分署シリーズ第21弾。エド・マクべイン、2005年永眠。 自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2020年11月15日入力)1995/02/20

きりん

10
これぞ王道な87分署←勝手に決めるな で、好きだわ。キャレラと風邪っぴきマイヤーの軽妙な掛け合いが明るく楽しく、クリングの頑張りがかわいい。四千万人が見るテレビの生放送中のスターの変死事件と、暴力的ストーカー事件の二本立て。事件はどちらもまぁ…って感じだけども、87分署感が楽しいからそれでヨシ。2025/09/20

hata2

2
2つの事件が並行して描かれたせいか、物語全体が発散してしまった印象。あと、いくら翻訳が古いとは言え、「アツカンでキューッといっぱい…」という訳はどうかと思う。2018/06/16

いそぴ

1
夜は、町は、とか気候とかの長広舌無しに始まったからページを飛ばしたかと思った。詩や文学の香りから血生臭い事件に入るところが気に入っているんだけど、手法を変えるところに作者はこだわっているらしい。今回はしっかり犯罪捜査物でスカッと楽しく読めた。バートの荒れた様子は作品に重々しさを添えていたけど、娯楽を求める読者としてはいいかげん息苦しかったので、元の好青年に戻って安心した。いくら頼もしい先輩たちが諭しても恋人の喪失は女でしか癒せないのは事実だと思う。2021/07/14

bapaksejahtera

1
番組MCのコメディアン殺害事件とストーキング・傷害事件。後者は「10プラス1」という三年以前の作品が伏線となる。クリング刑事とシンディ嬢が本作から親密となるのだ。奇矯な謎解きはなくマクベイン作にありがちな饒舌はない。一気に読むことができる。2019/12/31

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