出版社内容情報
ハードボイルド研究の第一人者、小鷹信光が最後に新訳を手掛けた私立探偵小説の金字塔
内容説明
私立探偵リュウ・アーチャーは怪しげな人物からの依頼で、失踪した女を捜しはじめた。ほどなくその女が喉を切り裂かれて殺されているのを発見する。現場には富豪の青年が消息を絶ったことを報じる新聞記事が残されていた。二つの事件に関連はあるのか?全容を解明すべく立ち上がったアーチャーの行く先には恐ろしい暗黒が待ち受けていた…。錯綜する人間の愛憎から浮かび上がる衝撃の結末。巨匠の初期代表作、新訳版。
著者等紹介
マクドナルド,ロス[マクドナルド,ロス] [Macdonald,Ross]
1915年カリフォルニア州生まれ。大学卒業後、海軍に勤めながら1944年に『暗いトンネル』で小説家デビュー。1949年の『動く標的』で私立探偵リュウ・アーチャーをはじめて長篇に登場させ、以後彼を主人公とした作品を中心に発表する。1964年に『さむけ』(ハヤカワ文庫)で英国推理作家協会(CWA)賞シルヴァー・ダガー賞、1965年に『ドルの向こう側』で同賞ゴールド・ダガー賞、1974年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞巨匠賞を受賞。妻は同じくミステリ作家のマーガレット・ミラー。1983年没
小鷹信光[コダカノブミツ]
早稲田大学第一文学部英文科卒、翻訳家、作家、評論家。2015年没
松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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