ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 象牙色の嘲笑 (新訳版)

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ハヤカワ・ミステリ文庫
象牙色の嘲笑 (新訳版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150705152
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ハードボイルド研究の第一人者、小鷹信光が最後に新訳を手掛けた私立探偵小説の金字塔

内容説明

私立探偵リュウ・アーチャーは怪しげな人物からの依頼で、失踪した女を捜しはじめた。ほどなくその女が喉を切り裂かれて殺されているのを発見する。現場には富豪の青年が消息を絶ったことを報じる新聞記事が残されていた。二つの事件に関連はあるのか?全容を解明すべく立ち上がったアーチャーの行く先には恐ろしい暗黒が待ち受けていた…。錯綜する人間の愛憎から浮かび上がる衝撃の結末。巨匠の初期代表作、新訳版。

著者等紹介

マクドナルド,ロス[マクドナルド,ロス] [Macdonald,Ross]
1915年カリフォルニア州生まれ。大学卒業後、海軍に勤めながら1944年に『暗いトンネル』で小説家デビュー。1949年の『動く標的』で私立探偵リュウ・アーチャーをはじめて長篇に登場させ、以後彼を主人公とした作品を中心に発表する。1964年に『さむけ』(ハヤカワ文庫)で英国推理作家協会(CWA)賞シルヴァー・ダガー賞、1965年に『ドルの向こう側』で同賞ゴールド・ダガー賞、1974年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞巨匠賞を受賞。妻は同じくミステリ作家のマーガレット・ミラー。1983年没

小鷹信光[コダカノブミツ]
早稲田大学第一文学部英文科卒、翻訳家、作家、評論家。2015年没

松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

271
★★★☆☆ リュウ・アーチャーシリーズ第4作目。 銃、金、セクシーな女、そしてキザなセリフとハードボイルドの要素が山盛りに詰め込まれた作品だ。 全体的にテンポが良く、特に終盤の次々と真相が明らかになっていく流れは気持ちいい。 タイトルの意味が判明する場面は「なるほど」と感心させられた。そんな伏線が貼られてたなんて! あと、法律家目線で恐縮だが、間接正犯の概念が的確に説明されてたのにクスッとなった。ロス・マクはガチだ。2022/06/19

森オサム

66
著者初読み。私立探偵物のハードボイルド、1952年のアメリカが感じられて楽しめた。ライセンスと銃を持ち、警察に同行して捜査に協力する。なるほど、日本での私立探偵物が成立し辛いはずですね。物語のプロットは結構複雑で、隠された真相が虫食い穴から少しずつ見えて来る感じ。文学的な表現と言うのか、比喩に装飾された分かり辛い説明で、より混乱させられたのかも。何時の時代も皆生きて行くのは大変なんだなぁ、抑えたトーンで人間の悲喜劇を読ませて貰いました。最後までタイトルの意味が分からず他の方の感想で理解出来た、ゾッとした。2018/08/23

シキモリ

28
<私立探偵リュウ・アーチャー>シリーズの四作目。チャンドラーを更に煮詰めた様な比喩表現に一抹の不安が過るものの、中盤から終盤にかけてのドライブ感やラストの一捻りは「さむけ」に繋がる独自性を感じさせる。サイコサスペンスの要素も顔を覗かせるミステリー然としたプロットも一読の価値あり。あとがきにもある通り、ことハードボイルドでは記号的になりがちな女性キャラクターが立体的なことも魅力だが、チャンドラーの「さよなら、愛しい人」や「リトル・シスター」が若干脳裏にチラつく。ロスマクの真骨頂はもう暫しお預けということか。2021/07/26

くさてる

23
ハードボイルド履修中の一作。アーチャー本人は透明なほど個性を感じられず、かれの周りの人間はみなどぎつく、起きる事件も派手で血生臭い。幾重にも絡みあった人間関係が悲劇によってどん詰まりにたどり着いたあとの、静かな雰囲気のラストまで、一気に読みました。2019/09/21

ふみふみ

18
初期の代表作とのことですが、本書の時点でハードボイルドの本流から外れたロスマクのスタイルが確立されてます。つまり、愛憎絡まる犯罪の謎解きプロットがメインで主人公アーチャーはひたすらシニカルな観察者、調査員といった立ち位置。そこにハメットやチャンドラーが描くキャラたちの矜持、ましてや詩情など皆無なわけでして、なのでロスマクはハードボイルド御三家などではなくクライムノベルの一作家って再認識した次第です。2025/01/12

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