ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 青ひげの花嫁

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ハヤカワ・ミステリ文庫
青ひげの花嫁

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150704094
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

41
カーター・ディクスン、登録四十作目。ヘンリー・メリヴェール卿の長編、十八作目。謎の男ビューリーと結婚した妻達が次々と三人殺され、そして事件は途絶え、十一年後、犯人しか知らない情報満載の事件を描いた脚本がある役者に送られて来て!…と導入部分は凄く魅力的です。犯人も以外な人物なんだけど、解決までの盛上りが今一つで、ちょっと残念な作品でした。H・Mのドタバタは相変わらずハチャメチャで楽しかったから良いんですけど(笑)。でもゴルフでズルはいけませんね(苦笑)、紳士のスポーツですから。2023/05/17

Ribes triste

11
四人の妻を殺害し、行方をくらましたロージャー・ビューリー。11年後、本人が自分をモデルにして書いた脚本が、舞台俳優ブルース・ランサムの手元に送られてくるのでした。おなじみH・M卿が登場すると、もう話はしっちゃかめっちゃかに。殺人事件に恋模様も絡みだし、事態は急展開。殺人鬼ロージャー・ビューリーは誰なのか?殺された妻たちの死体はどこにあるのか?最後まで楽しく読みました。2016/06/13

Tetchy

10
1946年発表の本書、扱われているテーマは連続殺人鬼物。予め連続殺人鬼の正体は明かされた上で、11年後、それが一体誰なのかという視点で物語は展開する。このテーマについてカーの行った料理法は絶品である。演技のためにわざと殺人鬼になりすましたところ、殺人鬼来襲の噂が流れて真偽のほどが揺らいでいく。と物語としては面白いのになんだか煩雑になってしまったなぁ。トリックが明かされた時に、結局そのトリックのためにこれだけの物語を作ったのかと脱力してしまった。2009/11/07

elf51@禅-NEKOMETAL

7
入手結構困難本。3人の女性を殺した青ひげが4人目を狙う。青ひげは誰なのか?死体はどこにいったのか?が謎で,とっかかりは面白いのだが,何となく盛り上がらず終わる。青ひげの話を模した演劇の脚本が役者に送られてきて,とこの頃にありがちな「演劇」がからむとやっぱりつまらなくなる。犯人の意外性はあるのだが。H.M卿がバーで暴れたり,ゴルフでズルをしたと友人とやり合うなど,H.M卿のファンは面白いかも知れない。青ひげは17世紀のシャルル・ペローやグリムの童話に出てくる主人公がモチーフである。2020/09/22

ホームズ

6
連続殺人鬼を題材にした舞台、殺人鬼は誰なのか?という展開は面白かった(笑)特に前半は楽しく読めたと思いますが残念ながら後半になって失踪してしまった感じが・・・。H・M卿も今回はそんなに大きな騒ぎを起こさないでいたし。しかしゴルフの名人だったり舞台に興味があったり相変わらず多彩(笑)2011/06/22

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