ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 喉切り隊長

ハヤカワ・ミステリ文庫
喉切り隊長

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150703622
  • NDC分類 933
  • Cコード C0100

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

24
まさかの歴史ものです。食えないフーシェと架空の主人公が対決!ナポレオンが親父呼ばわりされてます。2022/01/06

maja

22
18世紀、ナポレオン皇帝下の英仏戦争時代。作戦が滞り士気が下がった仏軍陣営で次々と兵を襲う殺人鬼が現われた。「喉切隊長」と名乗りをあげる殺人鬼に陣営内は震えあがる。警察大臣フーシェは捕えていた英国人スパイ・アランを巧みに押さえ込んで犯人を暴こうとするが・・。実在の人物を物語に置いて膨らませた歴史ミステリで、登場人物たちそれぞれの差し迫る立場の駆け引きがいい。活劇の末、涙ぐましいアランの合図の指文字・・懐かしい表紙のカー作品。再読。2024/12/17

本木英朗

22
ジョン・ディクスン・カーの歴史ミステリの大傑作。俺は2001年と07年にそれぞれ一回ずつ読んだ。今回が3回目である。やはりカーは本当に天才だわ。彼の書くものはすごいんだけど、中でもこの作品は一、二を争うかもしれない。そしてそれはやっぱりフーシェのことが書かれているのが一番だと思うね。また5年以内にもう一度読みたいなあ。2019/05/23

Tetchy

10
アランの身柄の保障を条件に喉切り隊長の犯人捜しをさせるといったサスペンス色を凝らしているのがミソ。しかし主眼はあくまでもアランの諜報活動にあり、その辺のスリルは出色の出来。が、しかし「喉切り隊長」の正体が強引過ぎる(と思われる)点と、結局「喉切り隊長」の殺害方法の不思議さについてなんら解明がされていない点の2点が不満。2009/06/02

elf51@禅-NEKOMETAL

8
入手やや困難本。神出鬼没の殺人鬼─兵士を次々に襲って首を掻き切る”喉切り隊長”。 これが誰かというのが最大の謎なのだが,どうも腑に落ちないママ終わる 1800年初頃の歴史推理+冒険小説なので,巻末の概略を読んで背景を知って置いた方がよいかもしれない。どうもぼんやり読んでいたので,話がよく入ってこなかった。二転三転する展開ではあるが,肝心の喉切り隊長は誰なんだよ?が気になってもやもやする感じに終わった。確かに意外な人ではある。歴史を見ながら素直に読めば楽しめたのだろう。2020/09/19

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