ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 嘲笑うゴリラ

ハヤカワ・ミステリ文庫
嘲笑うゴリラ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p
  • 商品コード 9784150702052
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

13
遺産管理事務所で事件性のないと思われた故人の私物をオークションで買い取れるという面白い制度がアメリカにあったのだそうな。そこで5ドルでペリイ・メイスンが得たものは、百万長者のヨットから失踪して死体で発見された秘書の残した本と日記。これが事件の始まりでした。軽やかな文章で描き出される、ちょっとそりゃ無茶じゃないという事件の末にペリイ・メイスンが暴き出した真実とは。珍しくデラ・ストリートとの濃厚なラヴシーンがはさまるのも楽しい一作です。2018/04/30

ドウ

7
何年か前にTwitterで粗筋がバズっていたぺリイ・メイスンシリーズ中期の一作(ゴリラが出てくるミステリというのは、考え方によっては逆に元祖帰りの感もありますが)。何の気なしにメイスンが手に入れた写真と日記を執拗に手に入れようとする、ゴリラ調教に熱心な富豪が現れるが、彼は飼育していたゴリラに殺されたという。殺人現場に居合わせるメイスンとゴリラのスリリングな戦い、デラとの珍しくお熱いラブロマンスが、普段の面白さに更に花を添えている。犯人当てはやや強引だが読後感は非常に良い。2020/02/19

**くま**

3
初ペリー・メイスン。 文章がえらく簡素で驚かされる。口述筆記って聞いたことあるけど本当なのかな? 探偵とヒロインがラブラブっていうのは探偵のシリーズ物では珍しい気が。普通は女性ファンをキープするためにフリーにしておくよね? 法廷シーンが結構あるので、法廷もの好きにはいいのかな。 話は割と面白いです。もちろん読みやすいです。 これって主人公は作者をモデルにして書いてるような気がする。雰囲気的に・・・。

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