出版社内容情報
クリストファー・ノーラン監督最新作『Oppenheimer』原作
「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」――クリストファー・ノーラン
2006年ピュリッツァー賞受賞作
「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝、待望の文庫化。
詩や哲学にも造詣が
内容説明
ロスアラモス国立研究所でオッペンハイマーが指揮する原爆開発は、徹底した情報統制のもと進められた。ジョン・フォン・ノイマンの発見により爆縮というアイデアを得たチームは1945年7月16日、人類初の核実験を成功させる。そして「雲のある日は爆撃しないこと」というオッペンハイマーの言葉を守るように、日本時間8月6日午前8時14分、よく晴れた空から原子爆弾リトル・ボーイが広島に投下された。
目次
第2部(承前)(シュバリエ事件)
第3部(彼は非常な愛国者になっていた;あまりにも秘密主義;オッペンハイマーは、真実を言っている;自殺 原因不詳;彼女を養女に引き取ってくれない?;ボーアは神、オッピーはその預言者であった;ガジェットが文明におよぼす影響;とうとう、全員がこんちくしょうですね)
第4部(このかわいそうな人たち;手が血で汚れているように感じます;ニューヨークだって破壊できます;オッピーは発疹にかかったが、免疫ができた;知識人のホテル ほか)
著者等紹介
バード,カイ[バード,カイ] [Bird,Kai]
1951年生まれ。歴史家・ジャーナリスト。ニューヨーク市立大学大学院レオン・レヴィ伝記センター事務局長。アメリカ歴史家協会会員
シャーウィン,マーティン・J.[シャーウィン,マーティンJ.] [Sherwin,Martin J.]
1937年生まれ。タフツ大学(マサチューセッツ州)歴史学教授など歴任。広島・長崎への原爆投下に至る米国核政策をテーマにした『破滅への道程』で米歴史本賞受賞。2021年没
河邉俊彦[カワナベトシヒコ]
1933年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、三菱自動車工業株式会社勤務の後、“日経サイエンス”の記事をはじめ、経済・法律・文化など多方面の翻訳を手がける
山崎詩郎[ヤマザキシロウ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。東京工業大学理学院物理学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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