ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> オッペンハイマー〈上〉異才

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オッペンハイマー〈上〉異才

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150506056
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

クリストファー・ノーラン監督最新作『Oppenheimer』原作
「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」――クリストファー・ノーラン
2006年ピュリッツァー賞受賞作

「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝、待望の文庫化。

詩や哲学にも造詣が

内容説明

1904年ユダヤ系移民の子としてニューヨークの裕福な家に生まれ、幼い頃から学才を発揮したロバート・オッペンハイマー。詩や哲学を愛し、ニールス・ボーアに影響を受けながら物理学者となった彼は、ナチスに対抗し原子爆弾開発を目指すマンハッタン計画に参加、チームの主導者に抜擢される。科学者としての未来が大きく変わり始めた頃、元恋人で共産党員ジーン・タトロックとの関係は密かに続いていた―。

目次

第1部(彼は新しいアイデアのすべてを、完璧に美しいものとして受け入れた;独房;とても苦しい日々を送っています;勉強は厳しい、しかし有り難いことに楽しい;オッペンハイマーです;オッピー;ニムニム・ボーイズ)
第2部(一九三六年、わたしの関心は変わり始めた;フランクは、それを切り抜いて申し込んだ;ますます確かに;スティーブ、君の友人と結婚するよ;われわれはニュー・ディールを左に追い込んでいた;急速爆発コーディネーター)

著者等紹介

バード,カイ[バード,カイ] [Bird,Kai]
1951年生まれ。歴史家・ジャーナリスト。ニューヨーク市立大学大学院レオン・レヴィ伝記センター事務局長。アメリカ歴史家協会会員

シャーウィン,マーティン・J.[シャーウィン,マーティンJ.] [Sherwin,Martin J.]
1937年生まれ。タフツ大学(マサチューセッツ州)歴史学教授など歴任。広島・長崎への原爆投下に至る米国核政策をテーマにした『破滅への道程』で米歴史本賞受賞。2021年没

河邉俊彦[カワナベトシヒコ]
1933年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、三菱自動車工業株式会社勤務の後、“日経サイエンス”の記事をはじめ、経済・法律・文化など多方面の翻訳を手がける

山崎詩郎[ヤマザキシロウ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。東京工業大学理学院物理学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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buchipanda3

103
表紙はロスアラモス研究所のID写真だそうだ。40歳頃だろうか。理論物理学者としての地位を確立して自信に満ちた風貌に見える。その聡明さから研究者として順風満帆な経路を辿った彼だが、それ故か自我形成や周囲との関係性で苦悩することもあった。興味深かったのは彼は理数のみならず哲学や文学にものめり込んだこと。彼の人間性の転換期をもたらしたのはプルーストの本だった。その成長は彼を自信へ導く。量子力学界隈の裏話も描かれるが、後半は政治思想面の影響に焦点が当てられる。それは後の彼への処遇を問う鍵となるのだと思う。次巻へ。2024/04/18

かんやん

30
労作かと思うが、とにかく取材したことを全部注ぎ込むような書き方は疑問。編集者が仕事してない? それに物理学者の伝記は、やはりサイエンスライターが書いた方が面白いんじゃないのかな。監修している物理学者は、「本書の主題は原爆と科学というよりは、どちらかと言うと政治と共産主義である」と。上巻しか読んでないけど、正に政治と共産主義の話であって、原爆と科学を期待していた読者としては、ガッカリ感は否めない。続きは、もういいかな。翻訳も良くないと思います。2024/02/23

塩崎ツトム

25
量子物理学の世界に颯爽と現れたジェネラリスト・オッペンハイマーの伝記。彼がいなくても、きっとどこかで原爆は造られただろうが、この男が存在しなかった歴史というのもまた想像できない。上巻は彼の出生から教育、家族、共産党とのつながり、そしてマンハッタン計画の始動まで。2024/02/10

hoiminsakura

11
グローブス将軍はマンハッタン計画の責任者としてオッペンハイマーを推す。ノーベル賞を取っていない、管理的な経験がない、政治的な経歴に問題がある、にも関わらず、ノーベル賞を受賞している多くの科学者に命令する立場に。映画のキャストになっている人物について別方向から認識し直す必要を感じる。実に興味深い。2024/03/19

どら猫さとっち

11
「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者は、どのような人生だったか。彼の本当の想いは何だったのか。今話題の、クリストファー・ノーラン監督最新作の原案になった評伝。天才肌と言われながら、繊細な精神を抱えてきた孤独。彼が政治に目覚めて活動してきた時期、生涯の伴侶を得たときの心の安らぎ。そんななか、彼が歴史の舞台を立つときが近づいてきた。2024/02/25

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