出版社内容情報
クリストファー・ノーラン監督最新作『Oppenheimer』原作
「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」――クリストファー・ノーラン
2006年ピュリッツァー賞受賞作
「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝、待望の文庫化。
詩や哲学にも造詣が
内容説明
1904年ユダヤ系移民の子としてニューヨークの裕福な家に生まれ、幼い頃から学才を発揮したロバート・オッペンハイマー。詩や哲学を愛し、ニールス・ボーアに影響を受けながら物理学者となった彼は、ナチスに対抗し原子爆弾開発を目指すマンハッタン計画に参加、チームの主導者に抜擢される。科学者としての未来が大きく変わり始めた頃、元恋人で共産党員ジーン・タトロックとの関係は密かに続いていた―。
目次
第1部(彼は新しいアイデアのすべてを、完璧に美しいものとして受け入れた;独房;とても苦しい日々を送っています;勉強は厳しい、しかし有り難いことに楽しい;オッペンハイマーです;オッピー;ニムニム・ボーイズ)
第2部(一九三六年、わたしの関心は変わり始めた;フランクは、それを切り抜いて申し込んだ;ますます確かに;スティーブ、君の友人と結婚するよ;われわれはニュー・ディールを左に追い込んでいた;急速爆発コーディネーター)
著者等紹介
バード,カイ[バード,カイ] [Bird,Kai]
1951年生まれ。歴史家・ジャーナリスト。ニューヨーク市立大学大学院レオン・レヴィ伝記センター事務局長。アメリカ歴史家協会会員
シャーウィン,マーティン・J.[シャーウィン,マーティンJ.] [Sherwin,Martin J.]
1937年生まれ。タフツ大学(マサチューセッツ州)歴史学教授など歴任。広島・長崎への原爆投下に至る米国核政策をテーマにした『破滅への道程』で米歴史本賞受賞。2021年没
河邉俊彦[カワナベトシヒコ]
1933年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、三菱自動車工業株式会社勤務の後、“日経サイエンス”の記事をはじめ、経済・法律・文化など多方面の翻訳を手がける
山崎詩郎[ヤマザキシロウ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。東京工業大学理学院物理学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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