出版社内容情報
マインドフルネス瞑想によって、知覚はいかに変容しうるのか? 進化心理学×仏教で導く、世界と人間の「真理」。解説/魚川祐司
内容説明
食べすぎて、憎しみあって、浮気して…進化心理学が明かしたヒトの(困った)本性を乗り越えるための理論と実践、それこそが仏教に他ならない。認知バイアス研究のはるか以前から、仏教は「無我」や「空」の概念で自己と世界のありようを正しくとらえてきたのだ。マインドフルネス瞑想が私たちの脳にもたらす驚くべき変容から「悟り」の境地までを科学的に裏づける、知的興奮に満ちた全米ベストセラー。
目次
赤い薬を飲む
マインドフルネスへの道
感覚が錯覚なのはどんなときか
なぜ瞑想するか―デフォルト・モード・ネットワークを黙らせる
無我なるもの
行方不明のCEO
人生を振りまわす心のモジュール
思考はどのようにみずからを思考するか
自制
無色との出会い
空のよい面
雑草のない世界
すべては(多くても)一つ?
こんにちは、ニルヴァーナ
悟りとはどんな境地か
なぜ今、仏教なのか
著者等紹介
ライト,ロバート[ライト,ロバート] [Wright,Robert]
進化心理学を専門とする科学ジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』紙や『タイム』誌、『ワイアード』誌などに寄稿する。テキサスクリスチャン大学で学んだ後、プリンストン大学で社会生物学を学ぶ。1986年に全米雑誌賞(エッセイ・批評部門)を受賞。著書に、『ニューヨーク・タイムズ』紙の年間ベストブックに選出された『モラル・アニマル』など多数。ペンシルヴェニア大学で心理学の、プリンストン大学で宗教学の教鞭をとり、現在はユニオン神学校の客員教授を務める
熊谷淳子[クマガイジュンコ]
大阪教育大学卒、コロラド大学大学院で修士号取得。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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南北
Satoshi
大島ちかり
Toshi53162606
roughfractus02