ハヤカワ文庫NF<br> ヒトの目、驚異の進化―視覚革命が文明を生んだ

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ハヤカワ文庫NF
ヒトの目、驚異の進化―視覚革命が文明を生んだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150505554
  • NDC分類 141.21
  • Cコード C0140

出版社内容情報

市街から文字に至るまで、人類の文明はすべて「見られる」ために誕生した!? 目がヒトを語る、視覚科学の新境地。解説/石田英敬

内容説明

アルファベットや漢字など世界各地の文字から、字形を構成するL、X、Kほか19の「文字素」を抽出し出現頻度を解析した著者は、驚くべき事実を目の当たりにする。すべての人類は、同じ文字を読み書きしている。それは、文字が自然を模倣するように「進化」した結果である―。ヒトの目が持つ4つの超人的能力を検証、大胆かつ精緻な仮説によりかつてない興奮と発見を多分野にもたらした、視覚科学の冒険。

目次

第1章 感情を読むテレパシーの力―カラフルな色覚を進化させた理由(肌と読心術;人間の肌は地味? ほか)
第2章 透視する力―目が横ではなく、前についている理由(リスに変えられて、チンパンジーに追われたら;頭の前後に目があるほうが便利? ほか)
第3章 未来を予見する力―目の錯覚が起きる理由(目に水晶玉が?;これしか進化していなくてご免なさい ほか)
第4章 霊読(スピリット・リーディング)する力―ヒトが文字をうまく処理できる理由(書き言葉のトリック;聴くこと、読むこと ほか)

著者等紹介

チャンギージー,マーク[チャンギージー,マーク] [Changizi,Mark]
理論神経科学者。カリフォルニア工科大学の理論神経生物学特別研究員、レンスラー工科大学認知科学部准教授を経て、現在、認知・知覚の基礎研究を行なう研究所2AILabsのディレクターを務める。また、「VINO OPTICS」「ヒューマンファクトリー・ラボ」を立ち上げ、脳や認知に関わる技術開発に取り組んでいる。カリフォルニア工科大学教授、下條信輔との共同研究によっても知られる

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

141
まあまあおもしろかった。人間の目には「テレパス」「透視」「未来予知」「死者との会話」という4つの驚くべき能力が備わっていて、そうなるべく進化してきたということを超真面目に語る一冊。…とはいっても、4つの能力はそのまま言葉通りの意味ではないのだけど、色覚や目が2つある理由、錯視の原因、文字を読む行為の不思議性といったことを独自の視点から説明してくれる。ただし、結構細かいことを延々と述べてくるので読むのはなかなか疲れる。2020/03/23

里愛乍

50
目が前についている理由は、前へ前へと進むためではなかったんですね(名台詞。つくづく『ドラえもん』は偉大)人類の視覚能力を「テレパシー」「透視」「未来予見」「霊読」として章題をあげ、ユーモアを交えた言い回しで専門外の読者を置いていく事なく、非常に面白く読みました。中でも言葉を耳ではなく視覚から説いている第4章は興味深く、これまで目にしたこともなかったので新鮮でした。「視覚言語学」か…覚えておこうと思います。2020/11/10

ミライ

38
理論神経科学者のマーク・チャンギージーが、人の「目(視覚科学)」に関する独自考察を論じた一冊。感情を読むテレパシーの力、未来を透視し予見するする能力、人が文字をうまく処理できる理由だったり、人の視覚が持つ「力」が写真・図解を交えて大胆な仮説をもとに語られる。第2章の透視能力の部分、結構簡単に実践できる内容で、ゲームの画面を交えてシンプルに(透視の力の)説明がされていて、こういう仮説を読んでいると科学は本当に面白いと感じれる。2020/03/18

泰然

35
脳神経科学の本にして、自己探索に繋がる斬新な一冊。ビジネスの現場や社会活動で最近何かと話題になりやすい「認知バイアスの理論」。情報収集し、引き出しをし、評価し、意思決定するプロセスは何かと知る機会が増えた気もするが、逆に認知のスタート地点の視覚の理論はどうか?本書はヒトの目には4つの超人的な能力があるとし、国際的な学術論文を元に話は進む。エンタメの要素が冒頭にあるので、若干不安になる向きもあるだろうが最後は「ガッテン!」。先の見通せない時代において、視覚の能力を通しての自己理解は明日への武器になるだろう。2020/05/07

かんやん

31
①人の色覚はなぜ四原色(赤-緑と青-黄系)のスペクトルなのか?顔が柔毛に覆われた原猿は、青-黄の二色型の色覚を持ち、新世界猿の多くは雌のみに色覚がある。顔の肌が剥き出しになった旧世界猿にとって、相手の顔色(ヘモグロビン濃度や酸素飽和度によって変わる)を読み取る能力に淘汰圧があったという説。つまり、夕日、ルビー、てんとう虫は違っているのに、皆んな赤に見えるのは進化の副産物(顔色を読み取る能力の反映)。網膜の錐状体に見分けられないだけ。人は色という虚構を通して世界を見ている。②目が顔の前面にあるのはなぜか?2021/04/27

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