内容説明
「1日のあいだに世界中で生じるすべての雷が、あるひとつの場所で1度に生じたなら、その場所はどうなりますか?」答えても答えてもやってくる、むちゃくちゃだけど気になる質問たち。バイオレンスな質問も、ちょっと雑学な質問も、ほんのり切ない質問も、元NASAのウェブコミック作家の手にかかれば、みんな楽しい回答がもらえます!世界中の子どもも大人もマニアな理系もうならせたベストセラー、第2問の始まり!
目次
ヨーダ
飛行機が着陸せずに通過してしまう州
ヘリウムといっしょに落ちる
そして誰もいなくなる?
自分で受精する
高く投げる
死ぬほどのニュートリノ
スピードバンプ
迷える不死の人々
軌道速度〔ほか〕
著者等紹介
マンロー,ランドール[マンロー,ランドール] [Munroe,Randall]
かつてNASAのロボット技術者だったが、2006年にその職を辞し、フルタイムのインターネットマンガ家となる。マサチューセッツ在住
吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
63
長いあいだ「読んでる本」だったが読了。サイエンスをおもしろく。何気ない疑問に、すごい回答で答える。翻訳なので日米のジョークの勘所のちがいはあるが、「空想科学読本」と同じようなコンセプト。宇宙空間というのが、想像以上に近いことも教えてもらった。だから宇宙ステーションは高速で飛ばないといけないわけ。一番笑ったのは、太陽がいきなり消えるとどうなるか。そう書きますか(笑)。現代の本らしくウィキペディアを全部印刷するとか、フェイスブックの話題もある。マグニチュードがマイナス15の地震とは? そして読了できました。2021/12/24
五右衛門
39
読了。Q1に引き続き質問に答える形式ですが、やはり科学者的な答えというか予想しているのよりドンドン斜め上を突き進んでいく答えに終始クスってなりながら読み終わりました。でもどうなるのかな?にこうなりなす。でこうするともっとこうなります。的な。流石です。又、とんでもない質問にとんでもない答えを待ってます。2020/03/08
てでぃ
18
ふと浮かぶSFな質問に対して、斜め上を行く科学者の答え。バカ真面目に物事を考えるとここまで面白いのか!と思う。 地球は膨張し続けると、崩壊するし…太陽が無くなれば凍えてしまうし…。んなの当たり前や!と思うけれど、しっかり説明されるとなるほどと思う。笑 頭の良い人の話って面白いな。2020/10/31
デーカ
17
子どもの頃は、突拍子もない質問を思い付いては大人に尋ね、困らせていたという著者。今はネットに投稿された、突拍子もない質問に答えている。想像することもできない、極端な回答ばかりになってしまうが、気張らず読める科学本でした。2020/02/08
みき
11
ランドール・マンロー氏の回答も面白いけど、質問してる方も面白い人達なんだと思う。 頭の良い人達の知的な悪ふざけ、僕の中ではこういう認識。 こういった悪ふざけを許す土壌が素晴らしいと思う。 2021/02/24