出版社内容情報
9.11同時多発テロ直後、アフガニスタンに潜入した米陸軍特殊部隊は、馬を駆ってタリバン鎮圧に向かう。傑作戦争ノンフィクション
ダグ・スタントン[スタントン ダグ]
著・文・その他
伏見 威蕃[フシミ イワン]
翻訳
内容説明
2001年9月11日の同時多発テロ事件発生直後、米陸軍特殊部隊の精鋭たちが密かに招集された。任務はアフガニスタンに潜入し、地元勢力の北部同盟軍と合流してタリバンを掃討すること。最新鋭の装備を誇る米軍だが、敵軍が潜む険しい山岳地帯では慣れない馬を駆って戦わなければならない―。最高機密として長年封印されてきた特殊作戦の克明な記録。ジェリー・ブラッカイマー製作、クリス・ヘムズワース主演の大作映画原作。
著者等紹介
スタントン,ダグ[スタントン,ダグ] [Stanton,Doug]
アメリカのジャーナリスト。ハンプシャー・カレッジ卒業。アイオワ大学で美術学修士号を取得したのち、“エスクァイア”“アウトサイド”“メンズ・ジャーナル”などの補助編集員を務め、旅行やスポーツ、エンタテインメントに関する記事を寄稿している。ミシガン州トラヴァースシティ在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
9
速読の練習:カッコウが良いというか、渋いと思った。2019/05/11
たみき/FLUFFY
9
9.11の直後、反タリバン勢力であるアフガニスタン軍と協力し、タリバンを攻撃した米特殊部隊を描くノンフィクションの上巻。アフガニスタンの地形などにより、米が闇雲に空爆するだけでは効果もないため、現地で敵の座標を割り出し、上空の爆撃機に位置を知らせる必要がある。正確な位置を割り出すには、より敵の陣地に入り込みゲリラ的な動きも求められる。ネルソンのチームと共に行動するドスタムが、大胆不敵で次第にネルソンが心服していくのがわかる。騎馬戦では鵯越を思わせる描写もある。WW2の名残と繋がりを見つけつつ下巻へ。2018/04/14
noémi
6
映画を観る前に事前勉強を…と言うつもりで読んだのだが、いや、難しい。まず、9・11テロが起きた直後に米国陸軍が特殊編成した騎馬隊のメンバーのプロフィールが延々と続くのだが、説明が単調すぎるので頭に入らない。だれがクリスの役なのか判ったのは部隊がウズベキスタンのK2に着いてから。私たちがテレビの報道で知った印象と、実際の現場はかなり乖離している。アフガニスタンではタリバンの横行が目に余る程酷く、残虐の限りを尽くしていた。一行は北部同盟軍のドスタム将軍の許へ。そこから話は俄然精彩を帯びて面白くなる。下巻へ。2018/04/28
Yoshiyuki Kobuna
4
上巻なのでざっくり一言で表すと「文化が違う!」 byエウメネス となります。それにしても、初期のラインナップには第二次世界大戦の戦記がいくつも収められたハヤカワノンフィクション文庫も、特殊部隊の21世紀の戦争について収められているのだから、隔世の感、大なり。2018/04/18
かんとり
2
9.11テロが発生し、タリバン掃討にアフガンの地に降り立った米陸軍特殊部隊。 急峻な山岳地帯を索敵する脚はアフガンの騎馬。 アルカイダ、タリバン、北部同盟と、民族政治的な歴史を知らんと分かり難い戦いだな。 高度誘導爆弾、特殊ヘリ部隊など圧倒的な戦力差を見せつける米特殊部隊だが…2024/07/26