出版社内容情報
アメリカの情報機関は恐るべき任務に手を染めていた――NYタイムズの敏腕記者がCIAとペンタゴンの確執の深層に迫る衝撃報告
内容説明
2001年の9・11同時多発テロは、米情報機関に一大転機をもたらした。CIA(中央情報庁)はドローンを駆使して暗殺作戦を遂行する準軍事組織へと様変わりし、国防総省(ペンタゴン)は自前のスパイ組織を作り、戦場外でテロリストを狩り始める。両者は確執を深めるが―。苛烈な監視・拷問・暗殺作戦の実態に“ニューヨーク・タイムズ”の敏腕ジャーナリストが迫る。トランプ政権誕生を受けた「監訳者解説」を収録。
目次
プロローグ 彼方の戦争
殺害許可
スパイ同士の結婚
暗殺部隊
ラムズフェルドのスパイ
怒れる鳥
真のパシュトゥーン人
曖昧化する任務
代理戦争
基地
前線なきゲーム
「親父さん」の復活
メスの刃
アフリカ・スクランブル
破綻
医者と老師
空から落ちる火
引退者コミュニティのスパイ
著者等紹介
マゼッティ,マーク[マゼッティ,マーク] [Mazzetti,Mark]
“ニューヨーク・タイムズ”記者。ワシントン支局で安全保障分野を10年担当し、現在は同紙“ワシントン調査チーム”エディター。1974年ワシントンD.C.生まれ。デューク大学卒業、オックスフォード大学にて歴史学(現代史)の修士号取得。“エコノミスト”、“USニューズ&ワールド・リポート”、“ロサンゼルス・タイムズ”記者を経て現職。パキスタンおよびアフガニスタンにおける暴力の激化とアメリカ政府の対応に関する報道で、2009年にピュリッツァー賞を共同受賞
小谷賢[コタニケン]
日本大学危機管理学部教授。専門はインテリジェンス研究、イギリス政治外交史。1973年京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。防衛省防衛研究所戦史部教官、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、防衛研究所戦史研究センター主任研究官を経て現職
池田美紀[イケダミキ]
翻訳家。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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