ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> チューリングの大聖堂〈下〉―コンピュータの創造とデジタル世界の到来

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チューリングの大聖堂〈下〉―コンピュータの創造とデジタル世界の到来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504922
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0104

出版社内容情報

チューリングが構想しフォン・ノイマンが実
現したコンピュータ開発の「創世記」と天才
達が集ったプリンストン高等研究所の全記録
推薦/森田真生

ジョージ・ダイソン[ダイソン ジョージ]

吉田 三知世[ヨシダ ミチヨ]

内容説明

科学者たちがコンピュータ開発を成し遂げられたのは、学問の自由と独立を守るプリンストンの高等研究所という舞台あればこそであった。そこでフォン・ノイマンはどう立ち回り、アインシュタインやゲーデルを擁した高等研究所はいかにしてその自由性を得られたのか。彼らの開発を支えた科学者・技術者はどのように現代に直結する偉業を成し遂げたか。大戦後の混乱に埋もれていた歴史事情を明らかにした大作。

目次

第10章 モンテカルロ
第11章 ウラムの悪魔
第12章 バリチェリの宇宙
第13章 チューリングの大聖堂
第14章 技術者の夢
第15章 自己複製オートマトンの理論
第16章 マッハ九
第17章 巨大コンピュータの物語
第18章 三九番めのステップ

著者等紹介

ダイソン,ジョージ[ダイソン,ジョージ] [Dyson,George]
アメリカの科学史家

吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

58
フォン・ノイマンを中心としたプリンストン高等研究所におけるコンピュータ開発下巻。モンテカルロ法を使ったシミュレーションという新手法が核物質内の中性子の拡散を見積り、水爆の実現性が証明された。水爆開発の進展は同時に、計算に使われたコンピュータ自体の性能確認にとなりデジタル宇宙が創り出されていく。そして今、ネットワークが張りめぐらされ、身の回りにそのコンピュータの末裔がはいり込んでいる。フェイスブックが我々が誰なのかを定義し、アマゾンが我々が欲しいものを定義し、そしてグーグルが我々が何を考えるか定義する。2019/05/06

やいっち

31
コンピュータが作られた当初は、ただの計算機。単調な計算を代行する、ほんの補助の機械のはずだった。それがほんの数十年のうちに、人間社会に不可欠な存在となった。コンピュータを見下す数学者をも納得させるような機能の可能性を信じ、実際、今日のコンピュータの土台を作ったのフォン・ノイマンであり、チューリングなのである。ノイマンは不世出の天才で、軍事に携わることも厭わなかった。原爆はもちろん、水爆の開発にも深く関わった。2017/06/23

ふたば

7
かなり早い段階からコンピュータが支配する世界を彼らが描いていたことに衝撃を受けた。人間ではなく、機械の支配する世界。正直言って歓迎はしたくない。コンピュータの開発に携わる頭脳の持ち主たちが、機械を中心に据えた未来を描き、それが実現できると信じていたことに戸惑いを覚える。2021/06/06

kamekichi29

6
コンピュータ創世記に関わった人たちの伝記のような感じの内容の続き。フォン・ノイマンを中心に。タイトルにあるチューリングはちょっとしかでてこなかったな、という印象。2024/08/19

roughfractus02

6
核兵器から気象までの予測の精度がテーマだった上巻から、下巻は機械の知性の可能性に移行する。モンテカルロ法から自己複製オートマトンを経て巨大コンピュータ開発へ向かう先は、機械のデジタル宇宙創生に留まらない。限界あるヒトの脳の記憶容量が機械では無制限になり、処理能力もさらに高速化すれば、強化学習やディープラーニングのようなヒトの脳処理に近いアナログ化や並列処理の可能性のさらに先が垣間見えてくる。ファインマンはフォン・ノイマンにこうアドバイスされたという。「自分が存在している世界に対して、責任を負う必要はない」2017/11/24

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