出版社内容情報
アメリカ軍がレイテ島に上陸、フィリピン沖海戦では神風特攻隊が初出撃するが大敗、日本海軍は事実上壊滅する。本土空襲が次第に激しさを増すなか、硫黄島陥落、不沈戦艦〈大和〉もあえなく沈没――いよいよ敗戦の色が濃厚に。(全5巻)
内容説明
1944年7月のサイパン島失陥後、東条内閣は総辞職に追い込まれる。同年10月、アメリカ軍がレイテ島に上陸。フィリピン沖の海戦では神風特別攻撃隊が初出撃するも大敗を喫し、連合艦隊は事実上壊滅する。1945年3月、B29爆撃機による本土空襲が激しさを増すなか、硫黄島が陥落。4月、沖縄本島に連合国軍が上陸を開始。防衛支援に向かった戦艦“大和”があえなく撃沈、いよいよ敗戦の色が濃厚に―。
目次
21部 東条内閣の崩壊(挙国一致と耐乏生活;フィリピン攻略 ほか)
22部 レイテ湾の海戦(頽勢挽回のチャンス;戦艦“武蔵”の最期 ほか)
23部 アメリカ軍レイテ上陸(尾根をめぐる激闘;勝敗は補給で決す ほか)
24部 日本軍総くずれ(和号作戦の失敗;地獄の捕虜輸送船 ほか)
25部 連合軍の好機(インパール作戦;連合軍と中国 ほか)
26部 硫黄島の死闘(水際か洞穴か;最も恐ろしい艦砲射撃 ほか)
27部 廃墟の帝都(東京大空襲;危機迫る日本 ほか)
28部 最後の防塞沖縄(米海兵隊沖縄上陸;小磯内閣崩壊 ほか)
著者等紹介
トーランド,ジョン[トーランド,ジョン] [Toland,John]
1912年、ウィスコンシン州ラクロス生まれ。ウィリアムズ・カレッジでジャーナリズムを専攻。第二次世界大戦中は陸軍航空部隊勤務(大尉)。戦後、フリーランス・ライターとなり、“ルック”、“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人にインタビュー取材し、5年の歳月をかけて完成させた『大日本帝国の興亡』は、1971年度ピュリッツァー賞を受賞した。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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