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ブレイクアウト・ネーションズ―「これから来る国」はどこか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 486p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504298
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0133

出版社内容情報

次に成長を遂げる国、停滞する国はどこか?投資のプロが新興諸国の未来を徹底予想する

内容説明

BRICsの時代は終わり、新興国経済の高度成長には陰りが見え始めた。そうした状況のなかで、これから突出した成長を遂げる国=「ブレイクアウト・ネーション」となるのはどこか?モルガン・スタンレーで新興国市場を担当する投資のプロが自らの足で各国を見て歩き、次に躍進する国、成長を続ける国、衰退する国を徹底予想。アメリカ、欧州、日本など先進国の将来展望にも言及した新エピローグを収録。

目次

長い目で見れば何でも正しい?
宴の後―中国
誰もが驚く魔法のロープ―インド
神様はきっと、ブラジル人?―ブラジル
「大立て者」経済―メキシコ
天上にしかスペースがない―ロシア
ヨーロッパのスイートスポット―ポーランドとチェコ
中東に響く単旋律―トルコ
虎への道―東南アジア
金メダリスト―韓国と台湾
エンドレス・ハネムーン―南アフリカ
第四世界―スリランカからナイジェリアまで
もうひとつの宴の後―コモディティ・ドットコムを越えて
「第三の降臨」―次なるブレイクアウト・ネーションズ

著者等紹介

シャルマ,ルチル[シャルマ,ルチル] [Sharma,Ruchir]
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの新興国市場およびグローバル・マクロ担当ディレクター。インド出身。新興国市場で250億ドル、その他マクロ関連で150億ドルを運用し、世界で最も多くの資金を動かす投資家の1人。2007年には世界経済フォーラム(ダボス)で世界の「トップ・ヤング・リーダー」、12年には“フォーリン・ポリシー”誌により「世界の頭脳100人」、13年には祖国インドの有力誌“アウトルック”で「世界で最も聡明なインド人25人」の1人に選ばれている

鈴木立哉[スズキタツヤ]
実務翻訳者。一橋大学社会学部卒、コロンビア大学ビジネススクール修了。野村證券勤務を経て2002年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

37
集中と選択による価値観の創出。人とインフラへの投資による、コモディティからの脱皮。イデオロギーではなく、金融システムと一定の統制。ODAも戦略的な投資・育成を優先すべき。先日日経で新興国投融資が27年ぶり流出超との記事だが、特に「カムバック・クラブ」に期待。個人的には本著未記載のDRC。一方、人間の”豊かさ”探求の旅は永遠。世界に蔓延している”格差”の痛みも同様なのか・・・。人間の英知の出番!日本の場合、債務残高は確かに気になるが、イノベーション力ではなくビジネス化が課題なのではなかろうか。2015/11/09

たらお

9
「競合国から突出した経済成長を成し遂げられる国はどこか」を説明した本。著者は、モルガン・スタンレー投資顧問で新興市場とグローバルマクロの責任者を務める。データだけを読み取るのではなく、実際に国々を訪問してるからこそわかる話が挿入されていることから、おもしろく読める。BRICsの時代は過去のものになり、新興国の中で可能性を秘めるのはインドネシアか?日本にも言及しているが、我々が危惧する通りの的確な内容。意外に分かっていなかったのは韓国。新しい成長産業でも世界的プレイヤーにのし上がりを見せているようだ。2015/05/16

山目

6
興味深い話です。やはり、成長の源泉は、生産性である。各国でそれぞれの事情があり、ある国ではその豊かさが、改革の足を引っ張る。日本においても、痛みを抑えた上手な対処が結局次の成長を抑える。高齢化、人口減少に対して緩やかに衰退していくのであろうか?2015/06/20

lakers_mania

4
文庫版が出た時点で情報が古かったのが少し残念だが、日本人以外の専門家が日本経済を他国と比較している文章を読むのは参考になる。2015/05/26

かわチラ

3
BRICsみたいに一括りで捉えず、その国の政治、経済構造などを個別に見ていくことで、初めてその国のポテンシャルや抱えている構造的課題が明確になる。参考になった。2015/06/12

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