内容説明
先天的に色彩感覚をもたずモノトーンの視覚世界で暮らす人々がいるピンゲラップ島とポーンペイ島。原因不明の神経病が多発するグアム島とロタ島―脳神経科医のサックス博士はミクロネシアの閉ざされた島々に残る風土病の調査に訪れる。島の歴史や生活習慣を探るうちに難病の原因に関わる思いがけない仮説が浮かび上がるのだが…。美しく豊かな自然とそこで暮らす人々の生命力を力強く描く感動の探訪記。
目次
第1部 色のない島へ(島めぐり便;ピンゲラップ島;ポーンペイ島)
第2部 ソテツの島へ(グアム島;ロタ島)
著者等紹介
サックス,オリヴァー[サックス,オリヴァー] [Sacks,Oliver]
1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007~2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神医学教授、2012年からはニューヨーク大学スクール・オブ・メディシン教授を務める。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章
大庭紀雄[オオバノリオ]
1937年静岡県生まれ。1962年東京大学医学部卒業後、眼科を専攻して同大学講師を経て1978年から2002年にかけて鹿児島大学医学部教授として眼科の診療・教育・研究に従事した後、愛知淑徳大学医療福祉学部教授を経て、平成医療短期大学教授として眼科学と視能矯正学を教えている。日本眼科学会、日本神経眼科学会、日本小児眼科学会の各学会の名誉会員
春日井晶子[カスガイアキコ]
東京外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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