ハヤカワ文庫
アメリカン・ギャングスター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150503314
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

内容説明

戦死した兵士の亡骸が納められた棺から高純度ヘロインが!?大物ギャングの運転手だったフランク・ルーカスは、仰天の密輸方法を開発。一日に百万ドルの純益をあげるハーレムの麻薬王にのし上がる。だが、絶頂の日々を送っていたルーカスの身辺に捜査の手が…。伝説のギャングスターの波乱に満ちた生涯とユニークな哲学に鋭く迫り、リドリー・スコット監督映画の原案となった傑作レポート!NYの裏側を描く16記事も併録。

目次

アップタウン(アメリカン・ギャングスター―「ハーレムの幽霊」フランク・ルーカスの物語;ニューヨークで一番快適なカウチ;キリストの傷;近所のゾンビ;お金の委員長)
ダウンタウン(マーク・ゼロもこれで最後か?;チャイナタウンのゴースト・シャドーズ;東十四丁目通りの大掃除;Nトレインの恐怖;グラウンド・ゼロ/グラシー・ノール―神の託宣者に告ぐ)
オール・アラウンド・ザ・タウン(夜間勤務のいかした運転手たち;最後のアイルランド系カウボーイ;ウィントンのゲーム;カウンターのうしろのチャンピオン;ママ、家を売る;まちがった帽子を買った少年;一時間に二千ドル稼ぐ女:ラブ・ストーリー)

著者等紹介

ジェイコブスン,マーク[ジェイコブスン,マーク][Jacobson,Mark]
作家、ジャーナリスト。1948年生まれ。ニューヨーク、ブルックリン在住。“ニューヨーク・マガジン”“ヴィレッジ・ヴォイス”“ナショナル・ジオグラフィック”に寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

13
ニューヨークを舞台にしたルポタージュ記事が17編収録されている。題名からして、伝説のギャングに関するルポのような犯罪記事ばかりが掲載されているのかと思ったら、それ以外はニューヨークを舞台にした街の人々や仕事、生活を切り取ったものでした。911に関する陰謀論を扱った記事は、著者の立場が分からなくてちょっと混乱した。現地のことを知らないといまひとつ面白さを理解できないかも。2024/09/26

AR読書記録

1
こういう本にこそ解説がついていてほしいのだけれど,まあいい.たとえこの中に書かれたことの1/10しか理解したといえなくても,これはものすごく価値のある読書体験だ.フランク・ルーカスの1編からフィルムノワール的な映画が作られたようだけれど,全編をそのままにオムニバス的なドキュメンタリーを撮って欲しい,というかもうその画面が,カメラワークが頭の中に浮かぶくらいに,完成された場面と描写が続いていると思う.早いものは1970年代だが,9.11についてのレポートもあり,現在進行形のニューヨークの履歴書のよう.2013/06/02

J.J

1
芝居がかった文章と地理的教養のなさによってよって不鮮明な記憶しか残らなかった2009/05/19

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