内容説明
優秀な遺伝子を後世に残すべく、大富豪によって創設された精子バンク「レポジトリー・フォー・ジャーミル・チョイス」。1999年に閉鎖されるまでにそこから誕生した230人の子供たちは、果たして天才に育っているのか。また精子提供者は、本当はいったい誰だったのか。インターネットで呼びかけた著者に接触してきた母親やその子供、精子提供者たちの姿を通し、このばかげた優生学実験の顛末から、現代の家族像を考察する。
目次
2001年2月
ロバート・グラハムの遺伝子への情熱
天才づくり
精子探偵
ドナー・コーラル
ドナー・ホワイト
ノーベル賞受賞者精子バンク有名人の誕生
のら犬一家
ドナー・ホワイトの秘密
やってみた精子ドナー
ドナー・コーラルの正体
喜びを見出したドナー・ホワイト
それでもやっぱり父は父
天才精子バンクの最期
2004年9月
著者等紹介
プロッツ,デイヴィッド[プロッツ,デイヴィッド][Plotz,David]
インターネット・マガジン『スレート』の副編集長。すぐれた政治ジャーナリズムに与えられる全米記者クラブ・ヒューム賞、オンライン・ジャーナリズム賞などの受賞歴があり、全米雑誌賞の最終候補に残ったこともある。『ノーベル賞受賞者の精子バンク―天才の遺伝子は天才を生んだか』は、発売と同時にニューヨーク・タイムズ紙、ピープル誌などで取り上げられた。日本でも単行本『ジーニアス・ファクトリー』として刊行され、話題となった。妻子とともにワシントンDCに在住
酒井泰介[サカイタイスケ]
ミズーリ州立大学コロンビア校にてジャーナリズムの修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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人工知能
夢民
bittersweet symphony
くらーく
みどり