内容説明
1947年1月15日午前10時半、ロスアンジェルスの空き地で一体の他殺死体が発見された。駆けつけた警官や新聞記者は異様な光景に眼を疑う。「何てこった、この女は真っ二つに切断されているぞ!」大規模な捜査にもかかわらず、ついに真相は明らかにされないまま迷宮入り。そして事件は伝説となった。被害者エリザベス・ショートの愛称「ブラック・ダリア」とともに―それから半世紀、事件の真相がここに明らかにされる。
目次
ビルトモア・ホテル
身元不明女性第一号(ジェーン・ドウ・ナンバーワン)
家族の死
墓場からの声
ドクター・ジョージ・ヒル・ホデル・ジュニア(一九〇七~一九九九年)
ジョージとドレーロ
ハリウッド・スキャンダル
流浪の民(ジプシー)
スービック・ベイ
キヨ
ダリアを知る人びと
LAPDと報道機関 共同捜査の行方
LAPDとマスコミ アヴェンジャーからの手紙
“レッド・リップスティック”殺人事件
タマール、ジョー・バレット、そしてダンカン・ホデル
フレッド・セクストン“第二の容疑者”
LAPDの秘密とマルキ・ド・サド
エリザベス・ショート“失踪の一週間”
決定的な関連性 マン・レイの思紋
再訪「フランクリン・ハウス」
腕時計、校正用紙、FBIファイル、声
筆跡分析
著者等紹介
ホデル,スティーヴ[ホデル,スティーヴ][Hodel,Steve]
カリフォルニア州ロスアンジェルスで生まれ育つ。四年間の海軍生活の後で、1963年にロスアンジェルス市警察へ。六年間パトロール警官をつとめた後、ハリウッド署の刑事となり、のちに殺人課へ転ず。1986年に退職するまでに三百件以上の殺人事件を担当し、最高の事件解決率を誇った。退職後はワシントン州ベリンガムに住み、ワシントン、カリフォルニア両州の私立探偵免許を取得。司法関係の調査で大きな成功をおさめている。現在はロスアンジェルス在住
東理夫[ヒガシミチオ]
1941年生、作家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinejazz
桜花
Chako@(旧名:かど =^ェ^=)
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