ハヤカワ文庫<br> 古書店めぐりは夫婦で

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ハヤカワ文庫
古書店めぐりは夫婦で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150502348
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0198

内容説明

あなたは誰かに本を贈る時、古書店に行きますか?古い本なんてとんでもない、新刊本を買うに決まってる?わたしたち夫婦もそう思っていました。誕生日の贈り物に決めた『戦争と平和』が、地図や美しい挿絵も付いてたった10ドルで古書店で買えると知るまでは。こうしてボストン、シカゴ、ニューヨークへと果てなき古書収集の旅が始まったのです―古書・稀覯本の世界に魅せられた夫婦が繰り広げる、心躍る宝探しの旅。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユメ

52
誕生日プレゼントをきっかけに古書収集という新しい趣味にはまったゴールドストーン夫妻だが、どんどんそこに情熱を傾けるようになっていく姿は見ていて気持ちいいぐらいで、その熱が伝染する。古書店の個性的な店主たちと、その人柄が滲み出た棚はとても魅力的で、彼らとナンシー、ラリーの丁々発止のやりとりも楽しい。これまで本が初版かどうかなんて全く気にしたことがなかったし、稀覯本に興味を持ったこともなかったけれど、中に綴られた物語とは別に、本そのものにも歴史や物語があるということを知って、新しい世界が開けた気分だ。2016/05/28

spica

22
夫婦そろって作家の二人が古書収集にはまっていく実体験を小説化。 いかにお金をかけずに良い贈りものができるか、を競争したことから始まった古書探しのはずなのにお金が飛ぶ飛ぶ(笑)。 先に進むにつれてマニアックぶりが加速していき、段々古書の内容にはついていけなくなりましたが、それでも読んでいて自分までワクワクしてしまいます。 人だけでなく本とも一期一会。大好きな本に少しでも多く出会っていきたいなぁと思った一冊です。続編もあるんですよね。ますますエスカレートしていくのかしら。楽しみです。2011/11/25

12
ふだんは文庫ばかり買ってるが古書店を覗くのは大好き。そうなったきっかけはこの本と「死の蔵書」を読んだことと神保町の古書店街を知ったことだった。大学の司書課程で稀覯本の小口絵本やマーブルを見せてもらった時もこの本を思い出した。ラリー&ナンシーのゴールドストーン夫妻の目線で見た古書の世界が実に魅力的だし、2人が古書を通して知り、本書で読者に紹介してくれた新刊書からは消えてしまってる名作はとんでもなくおもしろそう。キレイで便利な電子書籍に不満はないけど、本書は古書のもつ不思議な魅力のすてきな入門書だと思う。 2019/03/20

まっ黒大魔王

12
『めくるめく古本、稀覯本の世界へようこそ。古い本は良い、綺麗な本ならなお良し。本一冊500ドルが高いだと?バカ言うな、初版初刷、状態も極めて良好、何の文句がある?本棚に並べるだけで格が上がる、稀覯本とはそういうものさ。読むためのものではなくーー勿論読むものではあるが、優れた稀覯本とはそれ自体が芸術品なのだよ。理解できたならさあ、買った買った。』2017/03/03

KAZOO

12
アメリカの古書コレクターの実際の話を書籍にしたもので興味深く読むことができました。最初は初版本マニアにならないといっていたのが、その世界にどっぷりとつかってしまっていく話です。アマリカの古書というのはジャケットが重要だということがよくわかりました。日本でも箱入りとそうでないのはかなり値段が異なってくることと同じだなあと感じました。また、表紙を皮装にして私家本ということでもかなり価値が出てくるようです。日米の相違がかなりわかりました。2013/08/27

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