ハヤカワ文庫<br> Uボート・コマンダー―潜水艦戦を生きぬいた男

ハヤカワ文庫
Uボート・コマンダー―潜水艦戦を生きぬいた男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150501815
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0122

内容説明

1943年5月、ドイツは重大な危機に直面した。突然、作戦行動中のUボートが次々と消息を絶ったのだ。この原因を探るために、海軍総司令官デーニッツ元師はドイツ最高のUボート艦長に出撃を命じた―絶体絶命の死地から幾度も生還し、「生命保険」の異名をとるクレーマー少佐である。祖国の命運を賭けて、彼は孤立無援の大西洋に向かった。数々の戦闘を生きぬいた名艦長が自らの体験をリアルに再現した海洋戦記の傑作。

目次

第1章 Uボート戦の危機
第2章 ノルウェーへの侵攻
第3章 最初の指揮
第4章 U333の最初の獲物
第5章 アメリカとの交戦
第6章 タンカーとの衝突
第7章 燃えあがるフロリダ
第8章 船団への攻撃
第9章 奇妙なイギリス潜水艦
第10章 大西洋放送
第11章 狩人が狩られる
第12章 フリゲートと衝突
第13章 フランスのレジスタンス
第14章 エレクトロUボートへの転任
第15章 新世代のUボート
第16章 最後の日々
第二次大戦で沈んだUボート一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshiyuki Kobuna

4
Uボート艦長の個人視点で語られるという、きわめて珍しい戦記ノンフィクション。体験をそのままに記すという点ではこれほどまでに稀有なものに出逢うのも初めてであったし、その立場からありのままにドイツを描いているものも今までなかった気がする。ハヤカワ文庫NFの第二次世界大戦記モノではだいぶ後発の部類。2015/05/21

HMAS タモリ

2
第二次大戦中、保険屋と名の知られたUボート艦長であったクレーマー氏が書いた本。第二次大戦の流れから魚雷1本のお値段は家1軒分etc…の豆知識も沢山あって素人には有難い1冊。2016/05/31

ともさん

2
名著。

b_graham

2
旧ドイツ軍には、ティーガーなどの戦車・メッサーシュミットなどの戦闘機、そしてこの著書の主役である潜水艦Uボートなど、現代戦において欠かせないモノが全て揃っている。しかし、潜水艦は大海原・海中ということもあり敵と遭遇しなければ静かに敵を待つだけである。そのため、映画や小説にしようとするとテーマとなりえるが主役にはなりにくいのだと思う。そんな、潜水艦の物語の間間に著者である船長の回想や当時の概況、敵国の話など様々な話題が挿入されているため、飽きることなくUボートの話題だけでなく第二次世界大戦をドイツ海軍の視点2013/08/20

Shinichi Tanida

2
第2次大戦で連合軍に恐れられたUボートの艦長の回顧録として興味深く読んだ。戦争とは何なのか、多くの犠牲は何のためだったのか、また違う面から考えさせられた。2013/06/15

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