内容説明
世界の辺境の地をゆく女性旅行家ドッドウェルが、今度は騎馬の旅に挑戦。身ひとつでのりこんだ著者は、イランの革命防衛隊やトルコの警察に拉致され、山賊に狙われ、幾多の危機にさらされながらも、カッパドキアからイランとパキスタンへ渡り、最後に愛馬ケイフとともに東トルコを走破した。ペルセポリスの壮麗な建築群、アラブの駿馬、ギュミュスリュでの割礼の祝祭、アララト山に浮かぶノアの方舟―イスラムの不器用であでやかな世界に魅せられ、エキゾチックな旅はつづく。パワフルな現代女性がその驚異的な体験をつづった胸はずむ旅行記。
目次
第1部 カッパドキア
第2部 カスピ海沿岸から塩の砂漠へ
第3部 バルチスタン
第4部 ペルセポリスからクルディスタンへ
第5部 ケイフとの旅