ハヤカワ文庫
アシモフの科学エッセイ〈11〉素粒子のモンスター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150501358
  • NDC分類 404
  • Cコード C0140

出版社内容情報

アインシュタインの相対性理論――あまりにも有名で、なおかつ誰にもわからない。それをわかりやすく説明することは不可能だろうか? 地球の誕生から現在までを、一年に凝縮する。すると、人類の登場は何月頃? 相対性理論から宇宙の時間の流れまで、アシモフ博士の筆にかかると見えないものが見えてくる!

内容説明

あまりにも有名だが、その難解さ故に理解している人は少ないアインシュタインの相対性理論。それを「わかりやすく説明」することは不可能だろうか?ビッグ・バンによって宇宙が形成されたのが150億年前。それから現在までの膨大な時間を一年に凝縮してみたら、地球に生命が誕生したのは何月頃にあたるのだろう?…自ら「おせっかいな物知り屋」と名乗るアシモフは好奇心の向くまま科学トピックスを語り、独自のとらえ方と語り口で読者を魅了する。わからなかったことがわかってくるスリルがいっぱいの好評科学エッセイ・シリーズ第11弾!

目次

第1部 物理学
第2部 天文学
第3部 化学
第4部 生物学
第5部 工学
第6部 年代学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

10
原題は“The Subatomic Monster.” 本書は、物理学、従来の天文学、化学、生物学の章に工学、年代学が加えられているのが特徴だ。相対性理論を物理学の理論からでなく相対性という概念から説明する著者は、天文学では恒星や惑星より衛星軌道の特徴を概説するように、中心とみなされる知識からの説明をずらしてその全体に迫るという手順を踏む。工学への言及で理論中心の科学が相対化され、素粒子が変えた時空概念を概説する年代学の項目では、人間中心の歴史が宇宙の歴史の中に組み込まれ、10秒足らずに相対化されている。2023/08/28

読書実践家

9
アシモフ2冊目。大変科学が楽しくなる。冒頭に1年で20冊以上執筆し、大変書くのが速いと述べている。だからだろうか、難解な内容であるはずの化学や素粒子、工学の話も一気に読める。年代学の章も面白く、宇宙の歴史を1年とすると人類の歴史は最後の10秒に過ぎない。膨大な大宇宙のスケールに圧倒される。植物が緑色であることに疑問を抱くことから、エネルギーへの理解が進む。科学の心は大切である。2015/08/18

mak2014

0
相変わらず楽しく読める科学エッセイシリーズ。本文よりも楽しみなアシモフのおしゃべりがいつもよりおとなしい感じだったのがちょっと残念。2013/03/14

広中錫

0
+8 THE SUBATOMIC MONSTER by Isaac Asimov 19852016/01/18

いけちん

0
25年前に出されたサイエンスエッセイ。25年で進歩したもの、かわらないものを感じれて興味深い。クロロフィルaとbを文章で説明しようとしているが、、、一般人には伝わってないと思う。2013/07/31

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