感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤い熊熊
10
「24人のビリーミリガン」を読んでからもう20年以上。疑う目がそれなりに肥えてきてみたら、書いてあることを何でも鵜呑みにはできなくなりました。どの程度独立した人格なんだろう。直接出会ったなら、当惑して「ほんまかいな」と訝しんでしまうだろう。本書については近年、ねつ造疑惑が出てきてますね。著者と医師と患者による「創作」で、本の売り上げを山分けしたとか。眉唾とまでは言わないでも、70%ぐらいで読んだ方がいいのかなと思いながら読了。あれこれの真偽はさておき、それでもやはり興味深い話でした。2019/05/28
つるら@turulaJB
7
ビリー ミリガンをきっかけに、一時期多重人格モノを読み漁ったけと、どこまでが本当なのか、半信半疑。 ちなみにシビルは16重人格だけど、断片含めれば3桁とかもあったな〜
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
7
この本、ほとんど嘘だったんですね… そちらの方が衝撃。
椿子
3
凄い話。自分の性や自分を肯定すること、について。15の人格が一つの人格に統合されていく過程は、圧巻だった。強烈な話だったので、手元には置いて置けない。それぐらい怖くて凄い話だった。2007/07/04
錯乱坊
2
所持している本が昭和53年9月30日発行の(おそらく)初版なので40年以上前に読んだことになりますが、初読時の強烈な印象は今もよく覚えています。『ジキルとハイド氏』以来怪奇小説や推理小説の分野では二重人格はよく登場していましたが、精神疾患的には二重人格にとどまることは稀で多くのケースで多重人格に発展するということに驚きを覚えましたね。本書はそう言ったびっくりネタの本ではなく、患者が最終的に人格統合を果たすまでのある意味冷静なそして最後は感動的な作品に仕上がっていると思います。