感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
224
著者・アシモフ氏のエッセイ集第7巻。自分として一番、面白かったのは『消える原子』。これを読んで思ったことは、”スーパーカミオンデ”だ。スーパーカミオンデは、ニュートリノの質量等の研究をする巨大な観測施設(岐阜県飛騨市神岡町)で、超新星から放出されたニュートリノの観測や陽子崩壊を観測するために建設された。現在までに陽子崩壊の観測は確認されておらず、よって陽子の寿命は10の34乗年以上であることが分かっている。また、ニュートリノ振動と呼ばれる現象を証明し、2015年度のノーベル物理学賞を受賞した。2019/01/03
roughfractus02
11
ある分子の構造に至る確率を計算すると、膨大な組み合わせの中からこの分子が形成されたことに驚く。するとそれらから成る身体と生命はなおさら奇跡だ。が、進化の試行錯誤の末に形成されたヒト生命体をすでに形成された意識側から見ると単なる対象であり、意識の錯覚でできたリニアな世界観の下で地球を対象と見なして荒廃させていく。生化学者である著者はこの危機を伝えるために確率世界を設定し、分子レベルから人間と自然の関係を同等に語る。実在しないチオチモリンの驚くべき特性を論文風に語る最後のエッセイはSF的ユーモアに満ちている。2023/08/24
広中錫
1
+6 ONLY A TRILLION by Isaac Asimov 19572015/12/19
sanewo
1
昔読んだ1999/01/01
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