感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
5
幾多のやり取りと調整、そして決まるパリへの進軍。ついに戦車に乗った連合軍はパリへと到着し、人々は解放感に包まれる。だが、戦争はただそれだけで終わるものではなく、市内は喜びと喚起、血と死の戦闘のコントラストに彩られることになる。それまでのジリジリとした市内暴動の戦闘とは異なり、兵士達の戦いはいかにも命が軽く、ようやくパリへとたどり着いた解放者達も次々に倒れていくのが印象に残る。そしてその後の解放されたパリでのドゴールの強さとしたたかさは、まさに戦争と政治の曖昧な境界線の上での出来事の象徴であるかのよう。2014/05/26
Yoshiyuki Kobuna
1
直近の映像イメージでは、昨年公開の映画「FURY」と幾つか共通するものがある。ドイツ側のコルティッツ司令官がパリにとって光明に、自由フランスのド・ゴールはその陰、暗部で獲物を狙う蛇か何かに見えてくる。歴史とはつくづく偶然の積み重ねによる産物なのだな、と。2015/01/10
ホンドテン
0
図書館で。映画と比べてエンディングが全然違います。2015/06/20
しんこい
0
パリは破壊されなかったが、戦闘はいくつもあり家族と再会目前に死んだ人も、誤解でリンチ同然の死を遂げた人も。けっして良い事ばかりではありません。2011/02/06
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- 和書
- 美しい婦人