出版社内容情報
ガーナー郡に住む16歳のすべての少女は、危険な魔力を持つとされ、森の奥のキャンプへ一年間追放される。少女ティアニーが、語ることを禁じられた通過儀礼〈グレイス・イヤー〉でのサバイバルの果てに見た真実とは。フェミニズム×ディストピアの傑作長篇小説
【目次】
内容説明
ここでは少女たちに魔力があると信じられている。男性を誘惑し、妻たちを嫉姑に狂わせたりできるのだと。力が開花する16歳を迎えた少女たちは森の奥のキャンプに一年間追放される。魔力を使い果たし、清らかな女性、そして妻となるために。16歳を迎えるティアニーは、妻としてではなく自分の人生を生きることを望みながら〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう―本屋大賞翻訳小説部門第3位に輝いたディストピア小説が文庫化。
著者等紹介
リゲット,キム[リゲット,キム] [Liggett,Kim]
アメリカ中西部出身。16歳の時にミュージシャンを目指してニューヨークに移り住み、ロックバンドなどのバックシンガーを務めた。40代で小説を書き始め、2015年にロマンス・ホラー小説Blood and Saltでデビュー
堀江里美[ホリエサトミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アスター
3
訳者あとがきにもあるように、主人公ティアニーがグレイスイヤーを過ごす中で他の女の子への視線を和らげ、女性同士の連帯感を作り上げていく。来年キャンプにやってくる女の子が少しでも楽に過ごせるように、みんなでキャンプを整備する場面が良い。弱い立場に置かれている人たちが現状を変えていくためには、同じ立場の者と手を取り合い、自分たちにできる小さなことを積み重ねていくしかない、ということだろう。 あまり説明されなかったガーナー郡の成り立ちやティアニーたちのその後など気になる点が多いので続編を出してほしい…2026/10/25
とうき
2
自分が読書をしていて面白いと感じる要素がたくさん入ってて非常に良かった。 最初は意味不明で気持ち悪い儀式にしか見えないが、風習が生まれた背景がなんとなく見えてきたり起こってることが解き明かされたりする過程が面白い。 リボンのような細かい所まで世界観の表現がされていて見事。2026/10/28
Masaki
1
話の展開は面白いですが、元々の、なんで少女たちが1年間そこで生活しなければいけないのかという理由が、あまり納得できないような。ここまで犠牲を出して、しかも周りに密猟者がいて、命を狙われるようなところに、なぜ1年間放り込まれるのか。まあ小説なので、そんなもんと言われればそれまでですが。2026/09/29




