出版社内容情報
豪雨の中、北京・紫禁城へとたどり着く皇太子一行。だが彼らを待ち受けていたのは、最後にして最大の試練と、壮絶な真実だった。
【目次】
内容説明
苦難を乗り越えて北京へたどり着いた皇太子・朱瞻基一行は、明王朝の崩壊を企む黒幕と対決することになる。幾千里に及ぶ旅はここに終わりを迎えた。だが物語は終わらない。彼らの運命を狂わせた陰謀の正体が明かされ、一行は十五日にわたる旅の本当の意味を知る。朱瞻基の大義、于謙の策謀、呉定縁の天命、蘇荊渓の秘密…それぞれの想いが交差し、壮大な謎が解き明かされる。華文エンタメ小説の大作、ここに堂々完結!
著者等紹介
馬伯庸[マーボーヨン]
作家。人民文学賞散文賞、朱自清散文賞、茅盾新人賞、駿馬賞受賞。その作品は「五・四運動以来の歴史的文学創作の系譜」に沿っていると評価され、「歴史的可能性小説」の探求に力を注いでいる
齊藤正高[サイトウマサタカ]
翻訳家
泊功[トマリコウ]
函館工業高等専門学校一般系教授、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
numno1
8
遂に陰謀の首魁・漢王との対決なんですが、前半で早々に終わりました😅しかしその後は簡単にエピローグとは行かず、呉定縁の出生の因縁の決着と、蘇荊渓の仇討ちの意外な真相により、朱瞻基は漢王に対する以上の辛い決断を強いられることに・・この後半の展開は物語をぐっと引き締めて素晴らしかったと思います。巻末の、作者による、物語の背景解説も嬉しいおまけでした。朱瞻基は最初から小説よりもずっと有能だった感じなんですね。2026/06/15
killeerqueen3
8
いやー面白かった。暗殺事件の真相が明らかになったかと思いきや、さらにその奥にまた別の真相、思惑があったとは。徹頭徹尾、太子と呉定縁、蘇荊渓三人の物語だったんだなと。すべての謎に複雑に張り巡らされた伏線がきれいに回収され、しかもここまで面白いとは、いいものを読ませてもらった。感服しました。著者の他の作品も読んでみたい。2026/06/06
sanosano
7
最後まで荒唐無稽な筋書きで楽しませてくれる.いやいやそんなふーにはならんやろと思いながらも疾風怒濤の展開でクライマックスへ.そして最後のカタストロフィがもうねとっても良かったです.2026/08/11
Johnny-T
4
驚きに満ちた旅の終結点はまた驚きに満ちたものでした。 そして、巻末の約50ページにもわたる緻密な作者注釈よ。あの人物やこの人物、史実由来だったのか……。 史実由来といえば、3巻で運河建築に優れた能力を持つ宦官として名のみが登場していた史実人物・阮安が4巻で登場したが、まさかのポンコツテクノクラートっぷりに笑いを禁じえませんでしたね。2026/06/03
Ryo0809
2
大団円を迎える最終巻。両京間の困難な旅路を十五日で踏破した一行が、終着地北平で見たものは…。それぞれに担わされた、天命ともいえる役割。セリフの一言一言までが登場人物のキャラを際立たせる筆致。翻訳も素晴らしいと感じる。単なる冒険行脚に終わることのない、謎解きの面白さも加わって、それぞれの役割が完結していくのだ。実に贅沢な時間を本作品とともに過ごした。文句なく面白かった。四巻まとめて一気読みして正解だった。2026/06/25




