ハヤカワ文庫NV<br> サバイバー

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

ハヤカワ文庫NV
サバイバー

  • ウェブストアに8冊在庫がございます。(2024年04月20日 18時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 443p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150414917
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

燃料が底をつきた航空機のコクピット。ただ一人残されたカルト教団の生き残り。全てが最悪の方向へ転んだ僕の物語を聞いてくれ。

内容説明

上空で燃料が底をつき、エンジンが一基ずつ停止を始めた航空機のコクピット。ただ独り残ったハイジャック犯である僕は、ブラックボックスに自身の半生を物語る。カルト教団で過ごした過去。外の世界での奉仕活動。とある電話を通じて狂い始める日常。集団自殺で崩壊した教団の生き残りとしてメディアから持て囃される狂騒。それら全てが最悪の方向へ転んでしまった人生を―『ファイト・クラブ』を超える傑作カルト小説。

著者等紹介

パラニューク,チャック[パラニューク,チャック] [Palahniuk,Chuck]
1962年2月21日、米ワシントン州パスコ生まれ。オレゴン大学でジャーナリズムを学んだのち、整備士として働きながら1996年に『ファイト・クラブ』を発表。以降も発表される作品すべてがベストセラーを記録している

池田真紀子[イケダマキコ]
上智大学法学部国際関係法学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

82
日本にも双子が忌み嫌われる時代があった。このカルト教団では最初にこの世に出てきた子だけが認められる。教団から出て、教団の言う「過酷」な外の世界で生きる若者が自死に至るまでの、死ぬ理由の説明があまりにダラダラ長たらしく文体も嫌い。ただ、自殺方法は斬新で冒頭からの430ページ(ページが逆並び)くらいまでは面白かった。そこから先はウンザリ。誤った電話番号のせいで彼の元に消費し消費される人生に疲れた人たちからの相談が相次ぐが、そもそも厭世的な彼の身にのしかかる出来事としてはあまりにブラック。おススメ度は低いです。2023/05/10

Vakira

44
本という書物の可能性に挑戦。443ページから物語は始まる。初っ端から驚かされる。自殺の時限爆弾。約7時間後に語り手は死ぬ事になる。ハイジャックした飛行機の燃料がなくなるからだ。乗客全員離陸時に降し、パイロットは飛行中、パラシュートを持ってドアからダイブ。飛行機の中には自分一人しかいないのだ。主人公はボイスレコーダーに向かって自殺への告白を始めると言った話。それでは、ページを捲る毎に近づく、死のカウントダウンと、行きましょうや。読み始めるやいなや、テリー・ギリアムの名作映画「フィッシャー・キング」が蘇る。2023/07/09

泰然

42
カルト教団という異常閉塞社会の最後の生存者が見た外の資本主義世界は同じく常規を逸し、自分の意志と無関係に進む。ファイトクラブと同じく消費社会と存在証明をなくした人間を哄笑し、卑猥な文言や自己破壊的行動で、読書の怠惰な精神力を挑発する。終焉へのハイジャック、引用される聖書の節、過去から予測投資する商業主義の不穏と主人公を支配するディレクターと謎の女の行動は本作の不気味さや預言書感を近未来ディストピアSFの如く感じさせる。厭世の成れの果てになるか、世界のシステムに抵らって孤高と錯乱に生きるかを突き付ける怪作。2022/03/14

cupcakes_kumi

38
まず冒頭の注意書きの仕掛けにワクワク。ピンホールから覗く僅かばかりの景色から徐々に広がるような、情報の小出し加減が絶妙だった。提示する順序をたがえれば、こんなにも冒頭から謎が生まれる典型のような作品。カルト教団で育った主人公が、コミュニティを離れても精神的に囚われたまま外界になじめず、依存し、利用され、消費される。極端な閉鎖社会で刷り込まれた常識を覆すのは、並大抵のことではない。政情不安な国に生まれるのも運命だが、カルト社会に生まれるのもまた恐怖の運命だと思う。2022/02/26

ロア

20
『いつもいつも災難の心配をしていたら、手に入るのは災難ばかりになる』✳︎✳︎✳︎改まったお食事に招かれた時でも困らないテーブルマナーや、丁寧な暮らしに役立つ「おばあちゃんの知恵袋」的なちょっとしたコツも満載です!(*´ω`*)2023/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19034532
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。