出版社内容情報
十年で八百人を超す謎の連続強姦殺人事件。真相を追う刑事が見た、メキシコの深い闇とは。五人の視点で描かれる本格派スリラー!
内容説明
犠牲者八七三号―マキラドーラと呼ばれるアメリカ向け保税輸出品工場のゲート前に投げ捨てられていた虚ろな死体。国境の街、メキシコのシウダー・レアルでは、長年にわたり残虐な女性強姦殺人が続いていた。事件解決をめざし捜査を続ける刑事フエンテス、虐げられた女性労働者の地位向上のため活動するCTON組合のピラールの前にやがて、腐敗した市権力者、カトリック教会、強大な麻薬組織の魔手が伸びてくる…。
著者等紹介
ベイカー,ティム[ベイカー,ティム] [Baker,Tim]
オーストラリア、シドニー生まれ。ローマとマドリッドで暮らしたのち、パリに移りジャズについての文章を書いていた。その後、オーストラリア大使館の領事業務に5年あまりたずさわり、フランスとモロッコで国際警察や地元司法当局・情報当局との連絡任務を担当し、殺人、誘拐、児童略取、人質、テロ、自殺、行方不明などの事件をあつかったという。デビュー作のFever City(2016)が英国推理作家協会の新人賞であるジョン・クリーシー・ニュー・ブラッド・ダガー賞、ならびにアメリカ私立探偵作家クラブのシェイマス賞ファースト・ノヴェル部門の最終候補作となり、一躍注目を浴びる
鈴木恵[スズキメグミ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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