出版社内容情報
着々と進むロシア海軍提督のクーデター計画。ロシア領に潜入するアメリカ海軍精鋭たちは、提督の野望を阻止できるのか。元原子力潜水艦艦長と気鋭の作家が放つ大型エンタテインメント。
内容説明
不屈の艦長のもと、数々の障害と厳重な監視を避け、秘かにロシア海軍基地に接近する米海軍原潜トレド。いっぽうドゥロフ提督のクーデター計画は着々と進行し、ついに基地を訪問したロシア大統領を拉致する暴挙に出た。提督の野望が実現するのか?だが基地に潜入していた米特殊部隊が、大胆不敵な作戦行動を開始する…元原潜艦長ウォーレスと気鋭の作家キースが共作し、超大型映画化された潜水艦アクションの決定版!
著者等紹介
ウォーレス,ジョージ[ウォーレス,ジョージ] [Wallace,George]
米国オハイオ州東部出身で、元海軍中佐。ロサンゼルス級原子力潜水艦USSヒューストンで1990年2月から1992年8月まで艦長をつとめた。1995年に22年間の軍歴を終えて著作家に転じ、現在はヴァージニア州在住
キース,ドン[キース,ドン] [Keith,Don]
1947年生まれ。ジャーナリスト出身で、作家デビューは1995年。小説や軍事ノンフィクションの著作が30作以上ある
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つねじろう
77
基本乗り物はなんでも好きだけど潜水艦は嫌だ。まず窓が無い。TVや映画によると停電はしょっちゅうだし海水は吹き出すし放射能も漏れたりする。それに魚雷は確実に向かって来るそれも何本も。危険極まりない。これもそんなお話し。老害のロシア海軍の提督がクーデターを起こし世界を恐怖に陥れ、正義のアメリカがこれを救うという何時もの感じ。確かに様々な戦闘シーンは迫力あったりするけど、欲張っていろんなネタ突っ込み過ぎるし、24みたいにシーンがバンバン変わるから読んでてかなり疲れる。映画で充分かなぁて。よって映画を観に行こう。2019/04/03
くたくた
57
下巻に入り、ビーマン率いるSEALsの任務はどんどん難易度が上がってくる。ちょっと昼寝している暇にそこらを散歩してロシア大統領を奪取してこい。そして彼らを迎えにくるグラスの潜水艦〈トレド〉も、狭いフィヨルドの中で対潜艦3隻+ヘリ一機を相手に戦い抜く。一方海上のイージス艦で前線指揮をとるワードは、ロシア原潜を密かに追いつめる。ロシア駆逐艦vs米原潜、米巡洋艦vsロシア原潜。いずれも経験値の差が勝負を分けたか。他方米証券市場を舞台にした民間パート、もっと本筋に絡んでくるのかと思いきや、ほとんど絡まずに終了。2021/11/16
猿吉君
28
映画は観ていない状態で読みました。①元潜水艦に乗っていた人が書いているので潜水艦メインのパートは非常に緻密な描写で臨場感があって面白かったです。②株パートは最後まで馴染めませんでした③後半の激戦になってからをもっと長く重厚に書いて欲しかったです、私には「え?残り枚数こんなに少ないの?」と後半の20%があっさり目に感じました。④この作品実はシリーズ2作目で1作目の麻薬戦争の話も読んでみたくなりました。点数75/100→全体的にちょっと惜しい佳作という印象2020/06/08
わたなべよしお
28
かなり面白かった。欲を言えば、軍事モノなのだけど、政治モノか経済モノか、マフィアモノかイマイチ、焦点が定まらないところが不満だった。盛りだくさんといえば、盛沢山なんだけど、映画化されるらしいけど、相当、焦点を絞った作りになるのではないか。2019/03/22
ダシポン
24
★★★★☆上巻の壮大な前置きによって、下巻は怒涛の展開となった。潜水艦、イージス艦に証券詐欺も絡めて、張った伏線が一気に回収される。ただ多少ご都合的な部分もちらほら。でも十分楽しめる。ロシアの二人のエピローグは嫌いじゃない。ところで、本書はなんと二作目のようである。続編と思われた最後の任務が先に出版されていたようだ。道理でストーリーに思い入れがあるなぁと思っていた。順番に読みたかったと思った解説だった。これから映画も見てみよう。2021/06/21
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