出版社内容情報
戦地から戻ったトムのもとに、元上官からの緊急メッセージ。命の恩人の元戦友が窮地にあるという。だが、その裏には周到な罠が!
ダニエル・ジャドスン[ジャドスン ダニエル]
著・文・その他
真崎 義博[マサキ ヨシヒロ]
翻訳
内容説明
戦地から戻り平穏に恋人と暮らすトムのもとに、かつての上官からの緊急メッセージが届いた。命の恩人の戦友が、何者かとの激しい銃撃戦の末に姿を消したというのだ。彼を救うべく、その行方を追うことになったトムの世界は一変する。裏に潜む陰謀、裏切りに次ぐ裏切り、周到に張りめぐらされた罠、襲いかかる刺客、銃弾の嵐…そして現われる真の敵とは?望まぬ闘いに身を投じた男の苦闘を描くサスペンス・アクション!
著者等紹介
ジャドスン,ダニエル[ジャドスン,ダニエル] [Judson,Daniel]
米国コネティカット州生まれ。2003年にデビュー作のThe Poisoned Roseで、アメリカ私立探偵作家協会の贈るシェイマス賞最優秀ペイパーバック賞を受賞。現在もコネティカット州に在住
真崎義博[マサキヨシヒロ]
1947年生、明治大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Panzer Leader
55
またまた戦地帰りの元兵士の活躍を描くアクション大作。武器の描写が異様なほど詳細で、スティーブン・ハンターの初期作品と同じような雰囲気を醸し出す。本作ではそれに加えて謎のテロ組織と繋がる裏切者探しで話が二転三転するミステリー要素も楽しめる。主人公と副主人公のキャラが被るためどっちが主役?と思うものの、それ以上に深い印象を残すのが主人公の恋人役。田舎町のしがないウェートレスと思いきや不動産取引に精通していて鋭い情報分析力を持ちおまけに銃器の扱いも巧みで町中の男たちから慕われているってちょっと主役を食っている。2019/07/26
momi
48
Kindleのレビューで緊急要請!!恩人を救うために、大切な人を守るため、男は望まぬ闘いに身を投じる!!裏切り…追われる者が追う者になり、追うも者が追われる者になる!!! 真の黒幕は誰なのよーッ!!裏にひそむ組織って!!銃撃戦にカーチェイスにドキドキハラハラの展開!!一瞬たりとも目が離せません!強くて頭がきれて個性的で魅力的な主人公「トム」面白かったです!!2019/03/08
あさうみ
48
読み友さんのお墨付きGOサインから。諜報ものは読み慣れないけど…あれ、面白い!!誰が黒幕なのか、手の平で転がされた。張り詰めた緊張と極限状態のなか、トムの頭脳のキレがすごい。そして年上の恋人ステラの存在もデカい。あのシーンは私も唖然とし、惚れました(笑)三部作とのこと。次回も翻訳お願いします!2019/01/21
seacalf
33
べらぼうなタフガイが巨悪に向かって立ち上がる!そんなサスペンスアクションが三度の飯より大好きだが、今回はちょっとばかり期待外れ。鬱々とした主人公と、回りくどい展開に暗躍に次ぐ暗躍。頭の血管がどくどく脈打つくらい熱くさせてくれたり、高揚感や爽快感がなかったな~。とてつもなく面白いクィネルのクリーシィーシリーズを知ってるだけに、やけに武器マニアな描写が目立ち、登場人物もいまひとつグッとこなくて残念。良く出来てるんだけどね~。次作ではもっと感情移入できで面白くなるかしら。『燃える男』でも再読して憂さを晴らすか。2019/04/11
Masa
19
読了。「面白そうだった」という投稿を見て迷いがなくなり購入。結果、大正解。読む前までは、「どうせコート・ジェントリーの前では霞むでしょ?」とか思っていたのですが、読みはじめてすぐこれは別物だと気付き最後まで夢中になって読めました。クライマックスまで続く不信感&緊張感。細かな描写の癖にダイナミックなアクションシーン。たまらなく面白かったです。残りもぜひ翻訳刊行していただきたい。そしてハマートンの再登場求む! 元SASっていうだけでなんでみんなこんなにカッコいいの!?2019/01/17