ハヤカワ文庫ＮＶ エンジェルメイカー〈上〉

ハーカウェイ，ニック【著】〈Ｈａｒｋａｗａｙ，Ｎｉｃｋ〉/黒原 敏行【訳】

早川書房（2018/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150414443
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

機械職人ジョーの平穏な生活はある日突然消え失せた。個性豊かすぎる仲間たちとともに彼は世界を覆わんとする陰謀に立ち向かう！

ニック・ハーカウェイ［ハーカウェイ ニック］
著・文・その他

黒原　敏行［クロハラ トシユキ］
翻訳

内容説明

現代ロンドン。大物ギャングだった亡き父の跡を継がず、時計じかけの機械が専門の職人として暮らすジョー。しかし、旧友が持ちこんだ機械じかけの“本”の修理を請け負ったことをきっかけに、彼の周辺に怪しい影が見え隠れするようになる。祖父の遺品がほしいと言いつのるスーツのふたり組、謎の衣装に身をつつんだ客…。ジョーは自分が何かやっかいな事態に巻きこまれてしまったと気づくが。傑作エンターテイメント！

著者等紹介

ハーカウェイ，ニック［ハーカウェイ，ニック］ ［Ｈａｒｋａｗａｙ，Ｎｉｃｋ］
１９７２年、イギリス、コーンウォール生まれ。ケンブリッジ大学で社会学と政治学を専攻。２００８年に『世界が終わってしまったあとの世界で』（ハヤカワ文庫）でデビュー。様々なジャンル・フィクションの要素を織り込んだ独特の作風が高く評価される。妻子とロンドン在住

黒原敏行［クロハラトシユキ］
１９５７年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゅんさん]

この本はとにかく面白いことだけを求めて読みはじめたのだけれど上巻を読み終えてもなかなか話が見えてこない。これどうなるの？本当に面白くなるの？と疑いながらも中巻へ。

2019/01/22

[ゆーぼー]

上巻を読了しました。　普通は、ここまで来れば、ストーリーの本筋が見えてきそうなものですが、その気配は全然ありません。　ストーリーの支流には深く入り込まず、本流をぐいぐい進むカッスラーのような作品が好きなのですが、この作品は、とりとめもない、女性のおしゃべりのように書かれています。　とりあえず、最後まで読み切れるのかどうか、自分を試している感覚です。　まあ、どこかで、その気を起こしてくれることを期待して、中巻に突入してみます。

2019/01/20

[Cresson]

祖父が機械職人、父親がギャングという主人公の生い立ちの設定が面白そう。と思って読み始めたが、説明がくどくてなかなか進まず…。4分の1くらい読んだところでやっと面白くなった。初めの方、もう少し整理して読みやすく出来なかったんだろうか。とはいえ、イーディ婆さんが格好良くて続きが気になる。

2019/01/08

[たなは]

面白くなりそうな気もするけど、続き買うのはちょっと保留。

2019/04/15

[MatsumotoShuji]

独特の饒舌な文体に戸惑うけれど、時計職人を祖父に、泥棒を父に持つ主人公の境遇は読むものを惹きつける。と思ったら謎の装置から謎の物体が飛び出して、どの程度のリアリズムに立地して読めばいいのかまたまた分からなくなったところで続巻。

2019/07/18