出版社内容情報
諜報機関でのキャリア、詐欺師の父親の人生、スマイリーを始めとする登場人物のモデル、サッチャーなどの要人との出会いをも語る!
ジョン・ル・カレ[ルカレ ジョン]
著・文・その他
加賀山 卓朗[カガヤマ タクロウ]
翻訳
内容説明
東西冷戦、中東問題、ベルリンの壁崩壊、テロとの戦い―流動する国際情勢を背景に、ル・カレはスパイ小説の名作を次々と発表してきた。本書は巨匠と謳われる彼の回想録である。イギリスの二大諜報機関MI5とMI6に在籍していた事実、詐欺師だった父親の驚愕の生涯、紛争地域での取材、サッチャー首相、作家グレアム・グリーンたちとの交流など、波瀾に満ちた人生と創作の秘密をみずから語る話題作。
目次
秘密情報部を厭うなかれ
グロプケ博士の法律
公式訪問
引き金にかかった指
心当たりのあるかたへ
イギリスの司法制度
イワン・セーロフの背信
遺産
無実の男ムラット・クルナズ
現地に出かける〔ほか〕
著者等紹介
ル・カレ,ジョン[ルカレ,ジョン] [le Carr´e,John]
1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。東西冷戦期にイギリスの諜報機関MI5に入ったが、MI6に転属し、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、その後ハンブルクの総領事館に勤務した。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した。『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(1974年)と『スクールボーイ閣下』(1977年・CWA賞ゴールド・ダガー賞受賞)、『スマイリーと仲間たち』(1979年)の三部作はスパイ小説の傑作と評されている(以上、すべてハヤカワ文庫)。1984年にはMWA賞の、1988年にはCWA賞の巨匠賞に輝いている
加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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