出版社内容情報
スランプに陥った作曲家は静養先で怪現象に遭遇する。サイコ・サスペンスの新星登場!
内容説明
作曲家のピーターは、離婚の痛手でスランプにおちいった。アイルランドの人里離れた海辺の家で、静かな生活を送ろうとするが、ある嵐の晩の外出中、雷に打たれてしまう。そしてそれ以来、謎の頭痛と不穏な悪夢に襲われるようになった。夢のなかの血なまぐさい光景が、いずれ現実のものとなる気がしてならない…。元妻のもとで暮らす子供たちが訪ねてきたとき、不吉な予感はいっそう強まる。ノンストップ・サスペンス!
著者等紹介
サンティアゴ,ミケル[サンティアゴ,ミケル] [Santiago,Mikel]
1975年スペイン、ビスカヤ県生まれの作家。インターネット上で短篇を発表した後、2014年に初の長篇となる『トレモア海岸最後の夜』を刊行。スペイン国内でベストセラーとなり、十を超える言語への翻訳が予定されている
宮崎真紀[ミヤザキマキ]
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハスゴン
23
もっとホラーかと思いきや、サスペンス小説でしたね〜2016/09/05
M.I
15
表層はパラノーマルな現象とサイコスリラーの融合といったところだけれどその底にもっと深い家族や人間どうしの関わり方の美しさや悲しさがすばらしかった。 それに相乗して舞台となるアイルランド寒村はそこに風景画を見ているようだった。 ラストはいい映画をみたあとのような余韻が残った2016/04/25
tom
11
ちょっとした幽霊譚のような物語。そうですか、そうだったのですねえと読了。かみさんが先に読んでいて、面白かったと渡してくれた本でもある。本の面白さは、人によって違うのだと、今さらながらに実感(笑)。2016/12/12
gakurin
2
裏表紙にある「ノンストップ・サスペンス」という表現よりも、訳者のあとがきにある「偏執的な心理サスペンス」という表現の方がぴったり。何回も繰り返して描写される予知夢(悪夢?)がくどくて、もううんざり!と思ってしまったのは、すいすい読みやすいジェットコースターサスペンスばっかり読み過ぎて、緻密な心理描写の読解に耐えられなくなってしまった私が悪いのか?2016/07/06
Lisa
1
表紙のイメージとタイトルから勝手に殺人事件だと思ってたので「いつ人が殺される!?」と思いつつ読んでいました。 最終的に人は殺されますが、【予知夢】的な話です。 ドニゴールは行ったことないけど、アイルランドはのどかでいいところですよ☺2016/05/07
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