出版社内容情報
不吉な影を宿す少年の正体は? そして町には次々と犯罪者たちが現われ事件が続発する
内容説明
ナイスヴィル郊外の飛行場から飛び立った小型ジェット機は、突如現われたカラスの大群に襲われて墜落した。それは町を震わせた銀行強盗と産業スパイ事件の幕引きかに見えた。だが強盗犯の脱走、壮絶なカーチェイス、ショッピングセンターでの篭城、そして町に殺し屋が乗り込んでくるなど、事件が次々と起き、ニックたち地元警察も翻弄される。そのニックの家庭でも、異様な事件が起きることを、彼はまだ知らなかった…
著者等紹介
ストラウド,カーステン[ストラウド,カーステン] [Stroud,Carsten]
1946年カナダ生まれ。1983年にカナダのパトロール警官を描いたノンフィクションThe Blue Wallでデビューし、次いで1987年にニューヨーク市警殺人課を描いたClose Pursuitがベストセラーとなって注目を浴びた。その後1990年の『狙撃警官キーオウ』でフィクションに進出。同作でカナダ推理作家協会のアーサー・エリス賞処女長篇賞を受賞している。2012年に、初のホラー小説『ナイスヴィル影が消える町』を発表した
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
64
カラスの大群に襲われて小型ジェット機墜落!強盗犯とのカーチェイスやら、ショッピングモール龍城まではじまっちゃいましたよ!その裏でひっそり異様な暗雲も広がりつつ、レイニーもどうなっちゃうの??で下巻に続きます!2016/05/28
HANA
50
最後に大事になった第一部より、引き続いて大事件てんこ盛り。ただし相変わらず超自然現象は添え物に過ぎず、カーチェイスから大事故、脱走犯と現実にある事件が中心となっている。ただそれらが流れるように次から次へと起きるので、読んでいて引き込まされる事になる。もういっそ超自然要素入れるより、この流れで最後まで行った方がいいんじゃないかな。ぶっちゃけ地味だし。登場人物は多く感じた前巻よりもさらに増えているが、各キャラが立っているのと登場人物表によりそれほど苦にはならず。最後にさらに大事件になりつつ、下巻へと続く。2017/07/03
chiseiok
21
これでもかというほど登場人物多いし、これでもかというほど事件テンコ盛り。だのに何だかつるつる読み進めてしまえる。ただしそれは身一つで激流にどっぷり浸かってゴンゴン持ってかれるのではなくて、一見穏やかに見える川面に浮かんだボートに乗ってたら、いつの間にか結構スピードが出てたような感じ。独特の小刻みな章構成が、読み易くもさせるけど反面はまりづらくもさせるのかな。ホラーエキスとミステリ要素の配合具合が絶妙で、かなりくせになる。まるでチョコがけポテチやらカレー味アイス的な?いや、どっちも食べたこと無いけど(笑)。2016/09/06
さといも
15
起きる事件が派手目になってきました。ホラーな感じはジワジワと。さぁ次行こう⤴︎2019/01/21
ぎん
9
完結編が出たようなので第二部に取りかかる。 登場人物が多い上に前作を読んでから日が空いたので、前半は誰がどんな事件に関わっていたのかを思い出しながらとなった。 矢継ぎ早に事件が勃発し面白いのだが、過去の人を含め登場人物が多過ぎて完全に把握しきれていない気がする。このままついていけるのか不安になりつつ下巻へ!2016/05/25
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- 和書
- 明日もいっしょに帰りたい