出版社内容情報
ヴェネツィアで起こった二つの死亡事件に潜む陰謀に二人の女性とSNSの創設者が迫る。
内容説明
ヴェネツィアの教会で、女性の死体が発見された。死体は司祭の祭服をまとい、腕には奇妙な模様のタトゥーがあった。憲兵隊大尉カテリーナは捜査を開始。同じ頃、駐留米軍の少尉ホリーは、旧ユーゴ内戦情報開示請求で面会した女性の死を知る。事件を追ううちに二人は合流し、謎を解く鍵がSNS「カルニヴィア」にあると気づくが…。彼女たちは犯人の正体を暴けるのか?歴史の暗部を抉り出す傑作スリラー三部作、開幕!
著者等紹介
ホルト,ジョナサン[ホルト,ジョナサン] [Holt,Jonathan]
オックスフォード大学で英文学を専攻し、現在は広告会社のクリエイティブ・ディレクターをつとめている。『カルニヴィア』シリーズがデビュー作。ロンドン在住
奥村章子[オクムラアキコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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goro@the_booby
29
祭服を纏った女性の殺人事件が発端となってユーゴ紛争の忌まわしい戦争の犠牲が表れてくるにつけ人の狂気とは何ともはや。途切れることなく続いてる戦争の裏では同じようなことが起こり続けているのでしょう。イタリア憲兵隊カテリーナと駐留米軍少尉ホリーの二人の女性を主人公にしたことで現在のハラスメントとも合わせて物語に奥行きを持たせているわな。3部作の始まりなので最後まで追いたいと思っております。2016/02/21
matsu0310
3
☆☆☆映画レベルのリアリティかも?ですが、十分面白いです2015/09/28