ハヤカワ文庫<br> カンパニー・マン〈下〉

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ハヤカワ文庫
カンパニー・マン〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150412999
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

組合員が奇怪な手口で次々と惨殺され、さらにはマクノートン社が政府にも黙って進めていた宇宙飛行実験の事実が明らかになると、市民の社への反感はかぎりなく高まった。ヘイズは組合運動の首謀者と目される男への接触を試みるが、地下通路での面会は巨大都市をさらなる混沌へと突き落とすことに…。ヘイズの調査は、マクノートン社の汚れた正体と超技術の源泉へと迫っていく。フィリップ・K・ディック賞特別賞受賞作。

著者等紹介

ベネット,ロバート・ジャクソン[ベネット,ロバートジャクソン] [Bennett,Robert Jackson]
作家。ルイジアナ州生まれ。デビュー作のMr.Shivers(2010)でシャーリイ・ジャクスン賞および英国幻想文学大賞シドニー・J・バウンズ最優秀新人賞受賞。2011年発表の第二作となる『カンパニー・マン』で、アメリカ探偵作家クラブ賞ペイパーバック賞およびフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した。第三長篇The Troupe(2012)も、書評誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」の2012年のベストブックに選出されている

青木千鶴[アオキチズル]
白百合女子大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとめくん

18
物語の展開の面白さや登場人物のキャラの魅力とは裏腹に、カンパニーの持つ秘密の仕掛けが肩すかし。こちらの想像を飛び越えた展開を期待していたのでちょっと残念。でも全体的に場面ごと雰囲気が伝わってきて映画を見ているような緊迫感と快感があり、ラストも印象的でよかった。2015/01/30

すけきよ

13
【承前】人の心が読める主人公の助手が一般的な疑問を抱く目として機能し、親友の刑事が定番の捜査をするので、この三者によってミステリとしての骨格は成立している。しかし、物語のメインである、組合運動の首謀者、謎の大量殺人の真相、マクノートン社の超技術の秘密、の後ろ二つがミステリの骨格を大きく揺るがす。個人的にはミエヴィルのボーダレスな作風に似てると感じた。もうちょい、道路が整備された『ペルディート・ストリート・ステーション』って感じwこれが長篇2作目で、まだ4作しかないそうなので、ぜひ邦訳を!2014/01/18

けいちゃっぷ

11
下巻ではそう来ましたか。 せめて遺跡か遺物くらいにして欲しかったが、それでも極一部を取り出して解析したところで、そうそう都合のいいものが造れるのかという疑問もある。 そう言えば同じタイトルのDVDを観たが、似ても似つかぬ映画でしたな。 448ページ 2015/10/04

みろ

7
なかなか斜め上な展開で、着地は少々肩透かしをくらった気分。地下のあれを動かしたら何がおきるの?自らの能力の秘密を自覚したヘイズはどうする?とちょっと消化不良。途中の展開は楽しめたので、読語感は悪くないがちょっと残念。こういうジャンル分けの難しい作品は、面白いと感じる人と、騙されたという人にわかれるんだろうな。2014/11/09

わたなべよしお

7
 前半はハードボイルド、最終盤で一気にSFになる。司書つかささんの言うとおり、(スケールは小さいけど)ミエヴィルの「ベルディード・・・」に似ているかも。ただし、最後に明かされる秘密はありきたりで、ほとんどの人が予想してしまうだろう。評価は中の上ってところでしょうか。次作はそのとき、何も読むものがなければ買うかも。2014/01/23

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