出版社内容情報
追跡者の手を逃れ、メキシコの寒村にたどり着いたグレイマンと呼ばれる暗殺者ジェントリーは、命の恩人を殺害した男と対決する!
内容説明
CIAをはじめ幾多の勢力から追われる身となった“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリー。彼はアマゾンの奥地に潜伏していたが、密かに追跡していた男が居所を突き止め、戦闘チームに襲撃させた。グレイマンは反撃する。その後彼はメキシコ湾岸へ向かうが、途上で命の恩人の死を知り、メキシコの町に墓参に訪れる。だがそこで、麻薬カルテルと戦うことに!迫力溢れる出色の冒険アクション。グレイマン・シリーズ。
著者等紹介
グリーニー,マーク[グリーニー,マーク] [Greaney,Mark]
国際関係・政治学の学士号を持ち、スペイン語とドイツ語に堪能。デビュー作である『暗殺者グレイマン』(2009年)執筆のための取材で、数多くの国々を旅し、軍人や法執行機関関係者とともに銃火器使用・戦場医療・近接戦闘術の高度な訓練を受けた。スキューバ・ダイビングの資格も持っている。現在、テネシー州メンフィス在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
214
目立ちまくりのグレイマン(目立たない男)。今回も大活躍。麻薬カルテルの大ボス相手に大立ち回りを演じる。今回のグレイマンは守るべきものが出来てしまって、自由に逃げまくれない状況設定。包囲された家屋からの脱出、一家を国境から逃がそうとする絶望的状況など見どころ一杯具沢山。グロック18を機関銃並みフルオートで撃ちまくるクライマックスは爽快。見捨ててしまえばいいものを、男の愛情正義感がそれを許さない。わしは舞い降りたのシュタイナーみたいに。拷問部屋は凄かった。2021/01/12
KAZOO
114
今回は3巻目で、中南米の恩人の家族を守るという役割で最後までノンストップで読ませてくれます。ダイハードとゴルゴ13のような感じで捕らわれたりしてハラハラさせるけれど最後は、という感じでストレス解消にはもってこいではないでしょうか。次も楽しみです。2015/06/28
Shintaro
91
例によってえこひいきで今月のベスト決定。このシリーズは、これからシドレンコやカーマイケルへの復讐の佳境を迎えるはずだ。従って本作は雌伏編なはずだが、グレイマンのこの活躍ぶりはどうだ。しり上がりに面白くなってゆく本シリーズ。グレイマンはラオスで生死を共にしたかつての同僚、ガンボアの訃報をメキシコで聞く。ガンボアは麻薬カルテルに嵌められたのだった。ガンボアの家族を守るうちに、グレイマンの正義の炎が燃え上がる。スタローンやシュワルツネッガーを見ているような爽快感があります。グリーニーはエンタメのツボを完全把握。2017/08/29
猿吉君
73
グレイマン第3作目、最高に面白い、冷酷な暗殺者というよりも熱いハートを持つプロフェッショナル、ジェントリーがどんどん好きになっています!①とにかく傷つかないと嫌らしい、今回もボロボロです。②作中の銃器は充実、特にグロッグフルオートについては撃っているところを見たくなりました。③今回敵も結構悪い奴で悪役グレードが高かったです④ヒロインもたくましくて後半の活躍凄い!⑤拷問は今まで読んだ作品の中でも一番痛そうでした(>_<)。点数95/100→ランボーかと思ったというところが最高でした(笑)速攻で次作買います!2020/08/10
ずっきん
69
シリーズ2より先に入手してしまったが我慢できるわけもなく、さわりだけ読んじゃおと開いたら読了してしまった。開いたら最後な非常に危険な本。メキシコカルテルを相手に繰り返すその攻防で、心境や関係の変化も語っていくというアクション好きのツボを突きまくる展開。敵役は常軌を逸したゲスも好敵手も数多に用意されるというサービスっぷり。戦闘無双なジェントリーのダダ揺れメンタルが最高に美味しい。どうせ切り抜けるんでしょ的なチートに甘んじず、適度に心身を痛めつける著者の手腕が光るけど、ロマンスはヘタクソw 今後に期待する。2018/08/30
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